2015年8月1日土曜日

最新のロングボード事情 ②

277cm55.5cm6.4cm・277cm56cm6.7cm
もう一方のマニューバ重視のボードについて、このタイプはショートボードのように動くように多数のシェイプポイントを変えます。右の写真は左側のボードはマニューバ系で右側はオールランド用です。アゲインマジックのEPSクイッカーインネグラーとニューエポキシ樹脂仕様の軽く丈夫なボードです。オーダの方は西湘支部のロングメンで2年続けて1位で予選を通過している鶴田君です。彼の要望はオールランド用ボードは腰から胸位は申し分なく動きますが少し大きい波だとマニューバを描く時にラインが流れるのでマニューバをしっかりと描けるボードが右側のボードです。全体的に薄く細く、レールはローボクシーで切り返しを速くし、ボトムもVEEを強めに、ロッカーも強くして素早いターンと縦の動きが出来るようにシェイプしました。
ローボクシーしーレールとインネグラー仕様
大会にはスモールウェーブ用と胸以上用ボードと2本は必要でしょう。







シェイプ詳細データは長さ277cm、幅55.5cm、厚さ6.4cmでノーズ幅42cm、厚さ3.4cm、テール幅34cm、厚さ3.7cmでロッカーはノーズ12cm、テールロッカー11.5cmです。ワイデスポイントはセンターでマニューバを重視したアウトラインとバランスです。又、薄いボードなので強度を増した樹脂とインネグラーファイバー仕様で軽く強度あるボードになっています。





強めテールロッカー

その他の調整では強めのロッカーとVEEで縦の動きとターンの加速を増すようなシェイプしました。 











強めVボトムとコンケーブ
 

 
胸以上の波では鋭角的なターンは強めのテールロッカーとコンケ 
ーブ強めVボトムは大切なシェイプのキーポイントです。ロングボードのオーダーもおもに使用する波のサイズや乗り方によってシェイプ方法も変える時代になりました。そして、薄いボードは折れやすいのでアゲインマジックでは新しいグラスファイバーや樹脂を探し、ユーザの要望に応えるに行っています。

                            

0 件のコメント: