2015年8月16日日曜日

テストデザインポケット1

172cm×47cm×5.5cm
ポケット1のテストデザインです、コンセプトは短いボードで余分な浮力をカットして、ロッカーは全体的に付けて、ボードを傾ける事で素早くターンと軽い動きができるようにPUフォームでシェイプしました。ボードサイズは長さ172cm×幅47cm×厚さ5.5cmでテール幅をやや広くしました。右の写真はカットしたアウトラインの原型とセンターはシェイプ済みで左側はロッカーです。今回はポケット1ですが新しくロッカーを強くして、テール幅を広げてスピートとターンの切り返しが速く、レールを薄くしてドライブ性を高めています。



上はノーズレール、下は全体的なレール形状
ボートの詳細データはノーズ幅30cm厚さ3.3cmでテール幅35.5cm、厚さ3.75cmでノーズロッカー12.8cm、テールロッカー4.3cmでレールを薄くしてドライブ性を高めています。
右の写真ですがレールを薄くしていますが、体重が55kg以下でボード長さが172cmでコンケーブはホケットデザインの特徴でシンクセルダブルンケーブで全体的に入れて、特にフィンエリア付近は深く入れています、テール幅をやや広げ、スワローテールとノーズロツカーを強めて、回転性は十分ですがドライブ性を強めるために薄いレールにしてターン時にレール全体にみずに入りやすくしています。















ノーズロッカーの作り方

ハンドシェイプでは重要なポイントで右側の上写真はノーズロッカーの作り方でセンターからの数値で30cmのポイントを0.5cmカットしてノーズは印の部分までRをかけて削りに下段写真は出来上がりの写真です、テールやコンケーブも同様で
数値を記録することで次回のシェイプに役立ちます。















上段はスワローテル、下段は薄目テール
ポケット1デザインでは新しいテストとしてテール形状をスカッ   
シュからスワローテールに変更することで際どいポジション
での切り返しを速くできる事と薄いレールを採用するので
きり返しが早く、ドライブ性をたかめるようにしています。 














  



2015年8月1日土曜日

最新のロングボード事情 ②

277cm55.5cm6.4cm・277cm56cm6.7cm
もう一方のマニューバ重視のボードについて、このタイプはショートボードのように動くように多数のシェイプポイントを変えます。右の写真は左側のボードはマニューバ系で右側はオールランド用です。アゲインマジックのEPSクイッカーインネグラーとニューエポキシ樹脂仕様の軽く丈夫なボードです。オーダの方は西湘支部のロングメンで2年続けて1位で予選を通過している鶴田君です。彼の要望はオールランド用ボードは腰から胸位は申し分なく動きますが少し大きい波だとマニューバを描く時にラインが流れるのでマニューバをしっかりと描けるボードが右側のボードです。全体的に薄く細く、レールはローボクシーで切り返しを速くし、ボトムもVEEを強めに、ロッカーも強くして素早いターンと縦の動きが出来るようにシェイプしました。
ローボクシーしーレールとインネグラー仕様
大会にはスモールウェーブ用と胸以上用ボードと2本は必要でしょう。







シェイプ詳細データは長さ277cm、幅55.5cm、厚さ6.4cmでノーズ幅42cm、厚さ3.4cm、テール幅34cm、厚さ3.7cmでロッカーはノーズ12cm、テールロッカー11.5cmです。ワイデスポイントはセンターでマニューバを重視したアウトラインとバランスです。又、薄いボードなので強度を増した樹脂とインネグラーファイバー仕様で軽く強度あるボードになっています。





強めテールロッカー

その他の調整では強めのロッカーとVEEで縦の動きとターンの加速を増すようなシェイプしました。 











強めVボトムとコンケーブ
 

 
胸以上の波では鋭角的なターンは強めのテールロッカーとコンケ 
ーブ強めVボトムは大切なシェイプのキーポイントです。ロングボードのオーダーもおもに使用する波のサイズや乗り方によってシェイプ方法も変える時代になりました。そして、薄いボードは折れやすいのでアゲインマジックでは新しいグラスファイバーや樹脂を探し、ユーザの要望に応えるに行っています。