2020年1月16日木曜日

2020年好評なムーブモデルの多様化(ロングホード)


最初のムーブモデルライダー鳥羽さん
2018年6月に四国の鳥羽さんからの提案でシェイプし、リリースしたムーブモデルは多くのライダー、ユーザーに提供しました。彼らから沢山の反響があり、多くは好評でしたが修正点や要望がありました。

2020年はムーブモデルのリリースから1年半以上たって、材質のチェック(各種の軽量EPS、PUフォーム)のテストによりより良い材質で経済的にリーズナブルで強度と軽いフォームの選出です(USフォーム、キリフレックス、ベネット等)。そして、PUフォ
ームで丈夫では耐久性のテストです。


浅井さんのPUフォームとライディング
初期のムーブは鳥羽さん、中山君、佐藤君の軽量に重点を置いてムーブモデルが折れてしまいました。対策として折れにくい太いストリンガーとカーボンテープ使用で軽量で丈夫なムーブモデルが生まれました。太いストリンガーでのムーブは一本もまだ折れていません。結果はマニューバーやノーズライディングでEPSの方が優れているのは分かりました。要因は軽量と反発力です、問題点は軽量と強度は反比例することて厚めのグラスファイバー使用で強度には一定の効果がありました、他に太目のストリンガーやカーボンテープ使用などで耐久性はある程度
クリアしています。ムーブモデルのPUフォームは耐久性は優れ
ていますがボードが重くなって、マニューバー性能はEPSよりか
は劣ります、競技性を除き、フルコンケーブシステムの軽い動き
に興味がある方は一考に値します。



ワイドノーズムーブと中山君の
ライディング

その1年半の間にムーブモデルの改善が進み、ライダーに合わせ
たムーブモデルが作られました。徳島の中山君にはマニューバー性能が高く、ノーズライディンクにも優れたムーブが出来ました。長所の追求でマイナスの部分の処理がいまいちでした。中山君は公認大会や大きな大会では優勝、準優勝との連続でしたか、全日本では波運が悪く敗退してしまったが中山君のライディングは目にみはるものがありました。中山君のボードデータはノーズ幅50cmでテール幅32cmでノーズか広くテールが狭いのでスーモールサイズ
では失速感があり、次回はこの短所をクリアしてより良いホードを
考えています。


松下プロのムーブとライディング
 
松下歩プロは今年がプロ大会に出場します、スモールウェーブ用にテイクオフのスピードアップでノーズシェイプをスマートにしてテール幅を少し広くしたムーブをシェイプしました。ノーズ幅を47.5cmでテール幅は34cmに広くしてターンのスピードをアツプを図りました。この改良によって、スモールサイズでも対応できてます。シングルフィンでもライディングは可能です。今年からのプロ活動の活躍を期待します。




安定しているライディングと
ムーブモデル
 
リアルラインの佐藤君はボトムターンの綺麗てダイナミックのター
ンに定評がありました。新しいムーブモデルを乗り、マニューバーとノーズライディングに一段とグレートアップしました。ムーブモデルのベーシックデザインに少しノーズアップしたボードです。サイズは277cm×56cm×6.8cmラウンドスカッシュの軽量EPSです。







躍進著しい伊藤君とライディング
伊藤君は昨年、レベルの高い静岡3区支部大会でのロングボードクラスでムーブモデルを使い優勝しました。全日本選手権に出場
しました。今年のムーブモデルはテールの蹴り込みで波からの反発力が伝わるようにテールロッカーを抑え、薄くテール幅を少し広げたムーブをシェイプしています。伊藤君の反応は楽しみです。



ムーブモデルの詳細データは277cm56cm6.8cmでテールはラウンドスカッシュです。ボトムはフルコンケーブシステムでノーズコンケーブは長くも深く入れてセンターエリアからはダフルコンケーブ(1.5mm)をテールエリア手前まで入れてテールに掛けて薄いVEEを入れてます。アウトラインはノーズ幅49cm(30cm)センターエリアは(56cm~57cm)テールエリア(32.5cm~34cm)最終テールはRスカッシュ(10cm~13cm)、ラウンドテールて゛す。ワイデスポイントはセンターから15cm~20cm前です。ムーブモデルコンセプトはノーズライディンクがやり易く、マニューバー性能が高く、テイクオフの速い理想のボードです。少しづつ近いてるかもしれない。昨年は各地の支部大会でムーブモデルを使い優勝して全日本選手権に出場しました。結果は2019年全日本マスターズクラスで4位に鳥羽さんが入賞しました。
2020年は何か所の改良点があり、テスト中のボードを含めてさらなる向上を目指し、理想に近いシェイプに向かって行きます。

2020年1月2日木曜日

2020年のご挨拶とニューデザインフィト(FIT2H)の紹介

2020年もよろしくお願いします。
ウミヒコの岩田プロ、フィト2H(FIT2H)
のテストとチェック
2019年はショートボードデザインは昨年同様で大きな変化はございませでした。だけどもポケットデザインのコンケーブやロッカー等は変えてました、ベーグル・エアーもノーズのアウトラインはシャープにしましたが大きくは変わってません。完成されたデザインは変える必要性も感じなかったです。ロングボードに関してはムーブモデルの基本デザインからマニューバー用、スモールウエーブ用、シングルフィンでのオーダーもあり、基本デザインから用途によって分かれていきました。又、フォームもEPSの重さの違いやPUフォームのシェイプなどおおきく変わってきています。昨
年の9月頃に面白いボードをライダー山崎岳
君から見せてもらいデータを取りました、その
ボードのコンセプトは自分の感覚とは違い、テ
ストする事にしました。岩田プロにチェックを頼
フィト2H(FIT2H)172cm46.5cm5.5cm スワロー 
み、反応が良ければ各ライダーにてストする
ように計画しました。


2020年にはショートボードて大きく変わります、10月頃かテストを岩田プロにテストしてもらい、良い報告を受けています。岩田プロからの報告は「膝のビーチブレイクから、頭半のリーフブレイクまで試しました。たった数ランドのテストですが、すでに違和感はなく、自然に乗れています。特徴はコントロール性の良さ、動きたいと思って動くまでの反応とその後のターンも思うように動く感覚があります。よく回転してくれてシャープにボードが返ってくれます。その切れの良さが心地よく
蹴り込みたい欲求にかられ、ついつい思い切って板を返しすぎてしまいます(笑い)若返ってような感覚を与えてくれるボードです。」





岩田プロにはポケット1の違いやオンシュアの波などをチェックしてもらつています。
名称については波に吸い付くような感じで加速感もあるので名称をフィ2H(FIT2H)です。




2H2チャンネルです。
2Hはバックフィンのところに直進性を増すために短く2本の
チャンネルを入れています。長く入れると直進性が強すぎて
カービィングには適してないと思う。(ブレイクがきつく、
速い波は変える事もあります。)






テストボードサイズは岩田プロの乗り方に合わせてノーズエ

薄めのノーズと強めのロッカー
リアを薄く、余分な浮力はカットしています。ノーズ幅30.5cm、厚さ35cm センター幅46.5cm、テール幅35cm、厚さ3.8cmです。ロッカーはノーズ12.5cm、テール4.3cmでボトム形状はノーズ15cmから薄く、センターからテールに掛けて深くシングルコンケーブをバックフィンまでに入れてます。ロッカーに関しては実際の数値よりかはアップしています。長さ172cm×幅46.5cm×厚さ5.5cm、テール形状はスワローですがスカッシュやラウンドも可能です。



フィト(FIT)のアウトラインスワロー
スモールウェーブ用、肩位まででロッカーは強く、乗り方によってバランス(ボードの厚み)を変える事でより、ユーザーに合います。又、バックフィンのエリアから2チャンネルを短く入れの事でターンは伸びます。ミドルウェーブ用はラウンドやスカッシュで名称はフィト(FIT)なります。






ノーズ15cmからテール手前
までシングルコンケーブ
大きな特徴はアウトラインはあまり変わりませんがボトム形状は
ボトム全体に深いシングルコンケーブとロッカーは強く、ノーズとテール薄めになるのでより機能性が高まります。シングルコンケ
ーブはダブルコンケーブよりかは水の流れスムーズになって、テイクオフとターンは速し易く反応してマニューバは描き易く、速い動きになってまるのは気が付きました。テストの重要性を再認識です。フィト(FIT2H)・(FIT)はユーザーの乗り方でバランスを変えるので更にカスタマイズしたオーダーになります。




2020年はベーグル・ベーグルエアーはシングルコンケーブをノーズエリアから入れてセンター付近のコンケーブを深めにしてテイクオフのスピードアップを図るのとノーズロッカーをアップして厚さは薄くなりますので機能性が高まり、昨年のよりもスピードアップします。
全てのデザインをマイナーチェンジです。
2020年はどのように変化していくのか楽しみです。