2019年6月11日火曜日

ベーグルからベーグルエアーの変化(ボブさん)

ベーグルエアーEPS
178cm×53cm×6.9cm
2019年ボブさんのベーグエアーのボードです。以前(2012年)から
長く、ベーグルをスモールウェーブ用に使用していましたがだ、20
19年はベーグルエアーのオーダーに変わりました。確認の為にボ
ブさんと相談してベーグルに近いベーグルエアーをシェイプしまし
た。エアブラシはいつものボブカラーでインネグラーファイバー仕
様の軽量で丈夫なEPSです。以前のベーグルを上手乗りこなし
ていて、腰から胸位まではベーグルを使用いていましたが乗りこ
なしているうちにマニューバー性能の高いベーグルエアーにトラ
イすることになったのでしょう。

ベーグルのカットバック(ボブさん)
実力は充分にベーグルエアーを乗りこなせます、ベーグルからベ
ーグルエアーに変わる事でニューバーが攻撃的なラインになります。ショートボードに近いラインを取れるベーグルエアーてボブさんの角度のラウンドハウスカットバックが見られるでしょう。右の写真は5年前のベーグルのカットバックの写真です。今年中にはベーグルエアーの写真が届くでしょう。







右はベークルで左ベーグル
エアー
ベーグルはノーズが丸いのでぺークルパンに似ているのでベーグル(鳥
羽さん談)の名称になりました。10年前にはのーズが丸いから鈍そうとか
、かっこ悪いとか言う人もいましたが実際に乗ってみるとうねりからテイクオフか出来て、波に対して先手を打てるので乗り易いと好評を得てます、40代から50代のサーファーにまだショートボードの感覚でサーフィンが出来ると言われていました。鳥羽さんからはノーズの狭いベーグルのオーダーで「もう少しマニューバー性の高いボード」の要望でベーグルエアーがでました。その後にも鳥羽さんや岩田プロなど愛用しているサーファーから要望があり、ベーグルファン、ベーグルXとデザインが出来てきました。ライダーやユザーからの要望をアレンジしていくと新しいデザインが出来てきます、サーフボードデザインはサーファーの要望をシェイパーが理解し、研究して試行錯誤の上に新しいデザインができます。ベークル・ベーグルエアー10年を経て飯尾シェイプデザインの一角しめています。




シングルダブルコンケーブとVEE
シェイプではベーグルとベーグルエアーとては、ボードの長さやボード幅、厚さはあまり変わりませんがノーズの幅はベーグル4
2~43cmでベーグルエアーは36.5cm~37.5cmで5cm位は狭くな
るので、ロッカーは少しアップしてボトム形状もVEEが少し強くし
ています。そして、マニューバー性能をアップするようにレールも
ハーフボクシーからミディアムローレールに変わっています。





インネグラーファイバーとEPS

その他の点は基本的な考えはベーグルとベーグルエアーは上記
の点以外は変わってません。うねりからテイクオフが出来て波の
ブレイクに先手を打てるボードを基準にしているのは変わりません。今回のボードはEPSでインネグラーファイバーで軽量で丈夫なボードになってます。






10年前はノーズか狭く、薄いボードのデザインが主流でしたが10年も経つと若手は中年になり、体力の衰えが始まる時期です、テイクオフが遅く、いつもレイトテイクオフなって舞うとかだんだんと海から遠くなる人がいましたがノーズ幅の広いボードが出ることでショートボードに乗れると喜んでいる人は多くいました。体力が衰え、テイクオフが遅くなった人達に以前のように細いボードは難しい、楽しいサーフィンをする為にベーグルやベーグルエアー、ロングボードやファンボードといろんなボードデザインでサーフィンを楽しむ事は日本のサーフィンが健全に発展していることを証明しています。

2019年6月7日金曜日

安定性を高めたムーブデザイン

270cm57cm7.8cmEPS
ラウンドスカッシュ ムーブモデル
 
50年前に一緒にサーフィンを試行錯誤しながらサーフィンの技
術向上を目指して津田君のボードです。昔はよく茅ヶ崎のピックアップして、我が庭のように湘南のベストポイントでサーフインしてプロに互いになって切磋琢磨して事を思い出す、サーフィンもボード製造もわからないままに研究して、トラブルをクリアしていった時期です、やがて津田君は才能を発揮して多方面に活躍するサーフィンジャーナリストして雑誌の寄稿又、カメラマン(ドローンの撮影)や各企業のアトバイザーとして大活躍中のサーファーです、最近ではサノバーのディレクターと忙しい毎日でしょう。昔は津田君の家に向かえに行くと時々津田君のお母さんにケーキとコービーを何回もごちそうになりました、不貞の魚屋のバカ息子(飯尾)を暖かく迎えてくれた、感謝する数少ない人です。津田君に飯尾シェイプのHPの写真、動画の撮影をしてもらってます、又、飯尾カメラマンの先生で手ほどきも受けています。


ムーブモデルと
津田明君
元プロサーファーに今回、安定性の高いムーブモデルをシェイプしました。彼に安定性が必要なのでしょうか疑問に思うでしょうが、歳には勝てず、体重が増えたのが原因です、シェイプするには当たって、彼とミーティングした結果、乗れるボードでマニューバー性能が高く安定しているムーブデザインのボードにしました。波に乗れば元プロです、マニューバーはしつかりしています。ライディング中にカメラを載せて撮影するのでノーズライティングをする時は少ないでしょう。

ムーブモデル性能は高く、アマチュアサーファーに何本かシェイブしていますが、複数の支部でムーブモデルで優勝して全日本選手権に出場します、ムーブはノーズライディングとマニューバー性能は高いのですが、今回は津田さんのボードはマニューバー性能と安定性を高めるので特別にアレンジしています。








深く長いノーズコンケーブ
アレンジの内容ですがムーブモデルの特徴であるボトム形状は、深いノーズコンケーブからセンターからテール手前までダブルフコンケーブでテールかけてVEEが入れています。このシステムはテイクオフが速く、センターエリアのコンケーブによってターンが軽くボードが良く動くようになってます。テールロッカーはやや抑えていますが普通のボードよりはテールロッカーはあります。










センターエリアのには
ダブルコンケーブ
センターエリアからテール40cm位まで薄くダブルコンケーブを入れて水の
流れを速くしてテールかけてVEEを入れています。














ややストレートラインの多い
アウトライン
アウトライは普通のムーブモデルよりかはノーズはやや狭く、テ
ールを広めて、ややストレートになっています。このアウトラインで安定性を高めています、ラミネートに関しても6オンスファイ゛バーをデッキ2層とボトム一層で適度な重量感を作り、ボードの喫水線を下げる事で安定と丈夫さを兼ねてます。







ラウンドデッキと厚めのレール
ボードサイズは270cm57cm7.8cm、EPSラウンドスカッシュです。ノーズ幅48cm厚さ3.9cm、テール幅35cm厚さ4.5cmでノーズロッ
カー12cm、テールロッカー11cmでレールセンター5.9/6.4です。