2019年3月28日木曜日

順調なスタート中山君(ムーブモデル)

リッピィングからのタッチダウン(中山君)
ロングボードメンクラスで現在、ランキングトップ
にいます、昨年の10月頃から強度を加味した新
しいムーブモデルをシェイプしました、ボード性能を確認する為に初冬の生見海岸でシークエンス写真を撮りました。再度、ムーブモデルの利点、欠点を探すために見直していました。
ムーブモデルのマニューバー性能の高さがわかる写真を見つけました。このショットはシェイパーから見れば、テールロッカーの強さとアウトラインのナローテールによる影響が多いでしょう。


                                      

クッドポジションのボトムターン
昨年、生見海岸でムーブモデルの性能チェック時のシークエンスです、ムーブモデルのマニューバー性能の高さがわかるシーンです、勿論、中山君のレベルの高さありますが、ムーブの性能の高さがわかれます、リップに向かうスピードと角度、安定したダッチダウンに動作にムーブモデルのマニューバー性能の良さがわかります。右の写真はテイクオフからドロップでナローフールなので少しテールを踏み込めばノーズか浮いてくるので際どいセッションで容易にターンが出来ます。



申し分ない角度のターン
強く踏み込むとテールロッカーが強いのでボトムターンからリップに向かって、角度が付き、その加速感はムーブならのものではないでしょう。








リップに向かう中山君
ムーブモデルはテールロッカーが特に強くしていますのでボトムの節水面積を増やす事でターンをすると角度とスピードが付き、マニューバ性能が高いのがわかります、又、心配していたノーズ幅が広いので刺さり易くのではないか、ノーズが浮き上がり失速しないのかはありませんでした。

 




リッピイングの手前です。
リツプに向かってノーズ登って行くのはボトムのスピードがあるからです。このセッションは浅くブレイクがきつめのところでアクションです、中山君の技量の高さがわかります。










際どいセッションでのリッピイング
波のブレイクがノーズに当たり、コンケーブの効用で浮くのもありますがノーズの厚さか薄くなることで軽く動く効用もあります。このショットの次のタッチダウンに向かいのに安定しているかも問題です。








リッピイングからの見事な
リカバリー
このショットがトップ写真です。リップの後のフロター気味で降りるのはパーリングを防ぎ、波の力に負けないパワー
が必要です。又、ムーブモデルの強いテールロッカーと狭いテールでテールが沈みやすくなっています。          






 

足、腰の強さがわかる、中山君
この一連のシークエンスです。ムーブモデルのマニューバー
性能の高さと中山君の優れた技量がわかります。


 
277cm56cm6.8cm
ムーブモデルはノーズライディングとマニューバー性能については質問で良く聞きました。当初、私はノーズライディンク60%でマニューバーは40%用と説明していました。中山君本人からは「マニューバーが良く、ノーズライディンク60%でマニューバーは60%です。」言われました。このシークエンス写真で良くわかります。
ムーブはワイドノーズとナローテールそしてボトム形状がフルコンケーブシステムと従来のロングボードとは違う新しいモデルです、右の写真で一目瞭然のはアウトラインとテールロッカーの違いです。それにボトム形状がフルコンケーブシステムです、特にノーズコンケーブの長さと深さです。











深いノーズコンケーブと長さ
EPSを勧めますが軽量になりますのでストリンガーの丈夫なものやカボーンテープの使用を勧めます。又、PU・EPSともに対応できます。










 

2019年3月14日木曜日

新しいラインの挑戦(松下歩さん)




ニューボードムーブと松下歩さん
1月後半に松下さんにニューモデルムーブを送りました、ボ
ードの感触や問題などの報告は1ヶ月位経たから連絡を下さいと伝えてましたか松下さんからの報告と画像が届きました。

画像をチェックすると心配事は半分以上解消され、残りはノーズの広さが横に走るときに抵抗になって遅く見える場合があるので両足の踏み込みなどの伝えました。







完璧なハングオーバー
ムーブモデルの特徴はノーズが広く、テールが狭いので一見、ノーズライディング専用のボードと間違える形ですが実際はノーズライディンクと同様にマニューバー性能が高く、
際どいポジションで踏み込みを強くすればボトムターンからにリップの速さやカットバックの速さは驚くほどの動きがあります。






バックハンドフロター

昨年11月のウミヒコプレイグランドの飯尾ミートで松下さん
に新しいボードの件で話しました。松下さんはノーズライダーでマニューバーの向上で練習していました、マューバー性能の高いムーブモデルの説明をして乗り方、注意点などを指摘しました、それからEPSなのでゲッティングアウトなど指摘しました。






277cm×56cm×6.6cm
EPS ワイドストリンガー
ムーブモデルが松下さんにマッチするかは、長い期間、松下さんのライディングをチェックしていたので不安はありませんでした、ムーブをシェイプしてマニューバーをアップさせて、ノーズライディングかしやすいボードです、ムーブモデル慣れてくれば新しい松下さんが見られるでしょう。注意してほしい点はノーズライディングがやり易いのでマニューバーが疎かにならないようにバランスを考えて練習してください。


ボード詳細データはアウトラインはノーズ幅49cm、テール幅33cmエンドテール10cmノスモールスカッシュです。ボトム形状はノーズエリアは深めのシングルコンケーブ、センターエリアはダブルコンケーブでテールエリアはサイドフィンエリアまでダブルコンケーブから薄いVEEになっています。テールロッカーは強いです。






深いシングルコンケーブ
ムーブの特徴である深いシングルコンケーブによってノーズが浮き上がり、かなりのスモールサイズになってもノーズライディング
は可能です。ノーズ60cmから補強のためにカーボンテープを曳いています。ボードのしなりに影響に及ぼさないようにしています。




昨年の全日本選手権でロングボードウィメンクラスで優勝した松下さん、マスコミにもフュチャーされて、地元がサーフィンへの理解が深まるのは喜ばしい事です。10年近く、松下さんのサーフィンの師匠岩田プロと一緒にサポートしています、今年は連覇に向かって、新しいボードムーブで新しいマニューバーとノーズライディングで攻撃的なサーフィンを見せてください。