2017年4月29日土曜日

中学生のボード(増田大那くん)ポケット1ついて

ボートムターンの増田大那君
高知県土佐清水市在中の増田大那君、ホームグラウンドは大岐の浜でウミヒコチームの一員として、先輩に揉まれながらサーフィンを楽しています、お父さんもサーファーでサーフィン検定2級合格したパリバの選手です。私も3年間位、大那君のサーフィンを見ています、最初は初心者でテイクオフが出来て、横に滑れる状態でした。お父さんや岩田プロなどのコーチを受けながら、順調に上達しています。これからは13歳中学生です、日本のアマチュアのレベルは技術的には最もレベルが高いクラスに入ります、古くは宇佐美の鈴木兄弟、下田の大野兄弟、大阪の西兄弟など全日本ボーイズチャンピオンになりました、今、活躍
しているプロサーファーも大半はアマチュアで好成績を残した者
たちです、特にボーイズクラスを制すのは数年後の日本のサー
フィン界をリードする人たちになります。この人たちの仲間入りす
るにはどのように階段を昇ればよいかボードをデザインする時に
考えながらシェイプをしました。一つの妥協もなく、大那君の現状
で技術的に改善する部分と伸ばす部分を考慮して作ったボードです。



161cm×43cm×5.35cm
最近の大那君のライディング動画を送ってもらい、以前の大那君の特徴と動画からの長所と短所を把握して、シェイプしたボードが右の写真です。13歳は成長期に入り、体系も変わる時ですが私の見た感じではパワーサーフインをするタイプで軽い動きのサーフィンではないでしょう、動画を見ているとパンピィンクや無駄な動きが多く、失速してワイプアウトが多くみられました、ワイプアウトの原因は失速、即ち、理にかなってない事はできないので岩田君など他の人に冷静に見てもらい、欠点を本人が認識する事から始めるのが大切でしょう。サーフィンはターンの連続で、ボトムに下がってターンをするのはボトムターン、波のトップではリツピィングやカットバックのターンです。練習目標として、波のブレイクによってテイクオフのやり方は変わりますが、なるべく早くボトムに下がり、波のトップにボトムターンからのスピ    ードを生かした、トップの技が出来るように何種類かのボトムターンを習得してください。ボトムターンの基本はテイクオフからボトムに向かうときには前足に重心を移動し、ボトムの手前では前足から後ろ足にに重心を移動して蹴り込み後、又前足に重心を移動してターンのスピードを生かして次の技に入るのがボトムターンです。






コンケーブの深いポケットSに
近いポケット1
ボードの詳細データは長さ163cm、幅43cm、厚さ5.35cmでノーズ2 
9.5cm、厚さ3.3cm、テール幅34cm、厚さ3.65cm、エンドテール12c
m、ノーズロッカー12cm、テールロッカー4.3cmでボトム形状 はコンケーブの深いポケットSに近いポケット1でレールはミディアムローレールで波に入り易く抜けやすいシェイプデザインです。大那君の細かいサーフィンの修正と大きいラインのサーフィンになるボードになっています。





ミディアムローレール
全体的に数値はボリュームあるように見えますがレールはミディアムローレールで薄く、センター付近に厚みを付けてテイクオフが速く、横に走るスピード出るようにこんケーブを深く入れてロッカーは強めになっているのでフィンウリアないに後ろ足をセッティングしてターンすればボード性能が発揮できるようになってます。大那君の体系は足腰がしっかりしているのでレールを長く使えるように腰を下げて膝を柔軟に使いて姿勢を下げてターンして体の屈伸で加速する用にサーフィンをしてください。今年の秋に見る楽しみです。

2017年4月23日日曜日

頑張ってる大田君(ポケットS)

バックハンドのリッピィング
リアルラインの浅井さんから太田君のライディング写真が届きました。彼の行動は目立つ事はなく、もくもくと努力するタイブサーフインも同様です、当初はラインが短く、動作が細切れにみえて、もっと深くターンをした技の回数ではなくレールを長く水面につけるように大きく技をするように指導しました、最近はフォームも固まり、時々良ショットがありました。右の写真は前足と後ろ足の位置がよく、重心も下がり、次の動作への動きがわかります。



大田君は確実に上達していますか、更に上を目指すならボトム

姿勢を下げてボトムターンを
ターンに磨きを掛ける事が大切です、右の写真はターンの写真ですが、姿勢が高く、レールの摂水面積を増やすように姿勢を下げて、前膝の屈伸して、右側のレールがもっとレールを水の中に入れるように後ろ足も同様に屈伸して自分の体重を乗せてターンをすれば加速して、リッピィングやカットバックがダイナミックになります。是非トライしてください。






177cm×47.5cm×5.7cm
大田君の欠点を修正して、サーフィンの動きが大きくなるボート゜デザ
インとしてポケットSをシェイプしました、ボードサイズの詳細データは
177cm×47.5cm×5.7cmのスカッシュテールです。ノーズ幅30cm、厚さ
3.4cm、テール幅35.5cm、厚さ3.8cmでノーズロッカー12.でテールロッカー4.5cmでノーズ30cmからテールバックフィンの前までシングルコンケーブを長く深く入れてます(最大4mm)。本人からはドライブターンが
前回のボードより良く、反応もクイックですと報告を受けています。













ボトムターンにトライブ性を増しようにポケットSデザインを採用し 
長く深いシングルコンケーブ
たのは大田君のラインの短いのを修正して新しい大田君のサ
ーフィンの開拓です。ポケットSはノーズ30cmからテールにかけ
てシングルコンケーブを長く深く入れる事で水が速くなかれるの
でテイクオフが速く、トライブ性が高く、大田君のサーフィンの弱
点を直して良いところを伸ばすボートと思います。シェイパーは
正しいボードの選択に寄与して、そのサーファーの上達に左右
する重要な仕事と思って自分の感性と技量で最高ボードを提供
することでしょう。


薄いミディアムローレール
特徴を生かすためにはレールを薄いミディアムローレールにして水の入りと抜けを良くするレールです。
























2017年4月11日火曜日

新しいEPS キリフレツクス(Quicker)中山君

素晴らしいローラコスター
四国の代表するロングボーダ、中山智資さんのライディング特徴はトリッキーでボトムターンから繰り出す技のレパートリーが多く、見る側か楽しいサーフィンします。右の写真は角度と高さ、スピート感を想定させる素晴らしいショットです。体重のかけ方、顔の向き、波からボードの出方など満点に近いライディングです。







安定して綺麗なハングオーバ
又、ノーズライディングはボトムターンがしっかりしているのでノーズへの移動は早く、安定して綺麗なノーズライデイングを
する中山智資さんです。








中山智資さんには、新しい素材のEPSキリフレツヒスでシェイプしました。中
277cm54.5cm6.5cm
EPSキリフレツヒス
山君のトリッキーな動きの特徴を生かす為に軽さを追及して、EPSの反発力を利用して、ボードの摂水面積を増やし、軽さとボートムターンの重厚さを感じるようにシェイプしました。このEPSは日本製の桐をストリンガーを2本を使うので折れる確率は少ないでしょう。このフォームのシェイブ終了時の重量は1.6kgでラミネート、ホットコートやボックス等、FCS等をセッティングして4kgから4.5kgで出来上がると思います。非常に軽いボードのロングボードになります。ボードサイズは長さ277cn×幅54.5cm×厚さ6.5cmのキリフレックスのEPSです。











                                                                                                                                                                            

ノーズが広めでノーズロッカーアップ
ボードサイズは長さ277cm×幅54.5cm×厚さ6.5cmのキリフレックス
のEPSでクイッカーボトムのラウンドピンテールです。今回のシェイプコンセプトは中山さんとミーティングでノーズが広めでノーズロッカーを少しアップして、細かいの波のジャンクを拾わないようしています、ノーズ幅を広げたのでノーズライディングは各段にやりやすくなりますが厚さを薄くしないと反応が鈍くなるので厚さは要注意です。





センターエリアかフラット
レールサイドにリバースV
ボトムはクイッカーシステムでストリンガーに沿って20cmセンター
エリアがノーズからテールにかけてフラットにして安定性を保ち、
レールサイドにリバースVを入れて回転性を増し、テールから1m
位まで薄くダブルコンケーブをフィンエリアに沿って入れるのが
基本のクィツカーシステムです。








Vボトムとダブルコンケーブ
フィンエリアにはVボトムとダブルコンケーブを入れてスムーズを
増します。










ミディアムローレルが最適
EPSロングボードは軽く、浮力があるのでレールは薄くくするのが セオリーでずかレールが薄すぎると水に入りすぎて水の抜けが悪くなり返ってスムーズさをなくします。入り易く抜けやすいミディアムローレルが最適におもします。







スモールカンナや弓ぞりカンナの
刃研ぎ
詳細データはノーズ幅44cm、厚さ3.4cm、テール幅34cm、厚さ3.8cmでロッカーはノーズ11.8cmでテールロッカー11cmの厚さ
は6.5cmです。ボトム形状はクイッカーシステムです。それから
今回の2ストリンガーの為、スモールカンナや弓ぞりカンナの刃
を研ぎ綺麗に仕上げるのは大切でEPSの場合は慎重にプレナ
ワークが必須です。ー
















2017年4月3日月曜日

新しいベーグル・ベーグルエアーの紹介

ベーグルエアーを乗りこなす岩田プロ
ベーグル・ベーグルエアーのマイナーチェンジです。ベーグルはテイクオフを早く安定していることに重点を置き、アウトラインもノーズラインは幅広く丸目になっていましたがノーズ幅30cmのところは変わりませんがシャープなノーズラインに変えて回転性を加えたラインです、ベーグルエアーはノーズエリアを少しシャープにしてセンターエリアの前後をカーブを加えて、前デザインよりは回転性とスピードを増したデザインになりました。全体的にはノーズがやや狭く、プレイニングエリアが広がり、より回転性を重視したアウトラインです。


新しいベーグルエアー(左側)
従来のベーグルエアー(右側)
ベークルはテイクオフが速いボードで、更に回転性を高めたボードがベーグルエアーで鳥羽真吾さんの提案と共同開発したデザインです。更にショートボードに近づけるデザインとしてEPSやウイングを入れたデザインをシェイプし、テイクオフの速さと回転性を増したボードで好評でした。今回のベーグルエアーのマイナーチェンジで、左側写真のボードがノーズ幅は変わらず狭めにしています、センターエリアのカーブを膨らみを持たせスピードと回転性をより増したデザインに変更しています。ボトム形状もシングルダブルコンケーブを深く、ストレートエリアを長く、フィンエリアからテールにかけてラウンドV強く入れて、目標のよりショートボードデザインに近かずけています。今回のグリーンボードの詳細データは176cm×52cm×6.0cm、ノーズ幅37cm、テール幅38cm、ノーズロッカー11.6cm、テールロッカー4.1cmです。


センターエリアの緩やかなカーブ
変更点はセンターエリアの緩やかなカーブと薄目のミディアムローレールと長く深めのシングルダブルコンケーブとラウンドVを採用することでターン時に深くレールに水面に入りアップレールで抜けやすく、長く深いシングルコンケーブでストレートエリアを長くすることて加速性能を増しています。





長く深めのシングルダブルコンケーブ










ラウンドV
ラウンドVにすることで回転性能を増してマニューバ性能を高めているシェイプデザインです。                        


                                          






ニューベグル(左側)
丸めのノーズベーグル(右側)
ベーグルは初心者や40代でもショートボードの感覚で乗れるボードとして、愛好者からは好評でした。今回のデザイン変更はテイクオフの速さを生かしてより回転性を加えたアウトラインの変更とシングルコンケーブを深めにテールエリアからVボトムを強めにして、マニューバ性能を高めたデザインになります。クリアーの右側のボードは昨年のデザインて゛ノーズラインが広く、テイクオフに重点を置いてましたが左側のボードはノーズラインをスマートにして回転性を強めたデザインです、ノーズ幅30cm幅はやや狭くしましたがテイクオフの速さは変わらず維持したボードです、右側のボードはノーズ幅が丸めの従来のベークルで安定性とテイクオフに重点を置いたボードです。





やや狭めのノーズ幅(40cm)
ニューベーグルのボードサイズは190cm×53cm×6.9cmでノーズ幅40cm、テール幅38.5cmでノーズロッカー12cm、テールロッカー4.1cmでボトム形状はシングルダブルコンケーブを深めに長く入れてスピートを増すようにデザインしました。






テールエリアにダブルコンケーブとVを強めに入れて安定性とマニ
ダブルコンケーブに強めのVボトム
ューバ性能を高めたデザインになっています。