2018年7月24日火曜日

レディースサーファーにビッタリのデザインベーグル・ベーグルエアー

ベーグルエアー180cm×52cm×6.3cm
前回にスムサーデザインを紹介しましたが、他に短いボードでやや広め(180cm×52cm×6.3cm)の速いボートが最適です。持論ですがサーフィンの上達には個人差はありますがテイクオフとターンの回数が多い人は上達は早いです、これは経験が増えるに当たって、必要な筋力が付き、リラックスする事を覚えるとボードが傾いていく方向に曲がるようになります、これは体重のかけ方なので筋力は余り使いません、リラックスすることでパドリングやテイクオフのコツをつかめば誰でもできます。サーフィンに必要なのはバランス感覚です。練習することで必要な筋力が付き、必要でない筋力は絞られます。上手なサーファーはでホディービルダみたいな体系は余りいません。それは日本では波の力が弱いので重い体重はサーフィンには負担になります。

ベーグル180cm×51cm×6.5cm

レデイーズサーファー用には安定してパトリングが出来て、テイク
オフが早いボードが良いです、ノーズ幅が広く、厚いボードはパトリングは早いですがドルフィンスルーやターンがオバーフロートで難しいです。最適なボードとしてベーグル・ベーグルエアーをアレンジしたボードを勧めます。レデイーズサーファーは平均的に体重は軽く、足のサイズも小さ、脚力も弱い人が多いので幅の広いボートにはアレンジが必要です。




ノーズ幅の広いベーグルですが
薄くアレンジしています。
パドリングが早いベーグル・ベーグルエアーはノーズロッカーを
ある程度付けてノーズの薄くして、滑り出しが早くなります。パド
リングを始める時の目安として、ノーズの先端が見える程度が
よいです、これはノーズの浮力を抑える事で浮き上がりを抑え
て加速ができます。ベーグルやベーグルエアーの場合はノーズ
幅36cmから40cmで厚さは4.2cm以下にしてレール形状はデッキ
側にカーブをつけて薄くする事も大切です、テール幅は37cmを
メインに薄めにシェイプします。レディースの場合は体重が軽く、
足のサイズも小さく、脚力を考えて厚さを抑えてテイクオフが早
くターンのやり易いボードができます。



絞り気味テールとターンしやすい
ラウンドデッキ
レディースサーファーのマイボードのオーダーには重要な事は体重と年齢、海に入り回数です。数多く乗ることが上達の早道です、ベーグルやベーグルエアーはテイクオフが早く、安定しています、又、ターンにはやり易いようにテール幅を絞り気味にしています。社会人の方も多いので








深めのシングルダブルコンケーブ
週一回でもサーフィンする回数は限られる方には少し長めで厚
めボードを勧めます又、週1回より多くできる人はセカンドボード
は短めにやや薄いボードでマニューバ性能の高いタイプを勧め
ます。ボードが短く、マニューバを絵描きやすく、スピートが出せ
るボードにはボトム形状にはシングルタプルコンケーブとテール
にはVEE入れて回転性をアップしています。又、ノーズエリア全
体薄くすることでドロフィンスルーも可能なボードでターンの回
転性、スピード感覚は新しいサーフインの魅力がわかります。




上達するするに当たって、ベークルヤベーグルエアーに慣れると
次のショートボード(ポケット1)にトライするにも長さに対しての抵
抗なく、すくに対応できます。











マイボードの選択には第1条件は、

正しい指導と波にトライする気持ちが大切です。なぜマイボードは必要なのかは、毎回、スクールで乗るボードが変わるとボートの性能の違いよって慣れるのに時間がかかります。この時間はタイムロスになります、マイボードなら次の課題に向かってます。そして、いつも部屋にあればボートに愛着が沸き、サーフインに向かう時間も増えます。早く、ターンがし易いボードの選択が大切です。最初のマイボードはテイクオフが早く、安定性が高く、ターンのやり易いデザインにはスムサーデザインや幅の広いベーグルシリーズデザインが最適です、今回はスムサーデザインを説明します。

2018年7月19日木曜日

新しいコンセプトのロングボードについて


ニューデザインのロングボード
四国の鳥羽さんから新しいデザインのロングボードの6月初旬、全日本用に要望がありました。一言で述べるとノーズワイドでナローテールのEPSで軽いボードのオーダーでした。ここから鳥羽さんからも資料を頂き、日本プロ選手の動向、世界の動向などを調べて、過去世界選手権で優勝した選手(ピツコロ)の愛用しているボードの影響が強く、データを集めました。大会動画などを見て、ノーズワイドなのでノーズライデ

ワイドノーズとナローテール
のアウトライン
イングが主流ですがマニューバもかなりのスピードがあり今までにないマニューバを見て、びっくりしました。新しいロングボードコンセ
プトはノーズワイドでテールが狭く、ワイデスポイントはセンターよ
りかなり前にしています。ロッカーは全体的に強めですがテール
ロッカーはセンターからテールに掛けてロッカーを強くしています。
疑問点はこのアウトラインではターン時にノーズのレールがささら
ないかとターンは失速はないのかとノーズライディングのみでマニ
ューバはどうなのかと不安を動画などを見て不安材料の解消とシ
ェイプ時への対処を工夫をしてシェイプしました。新しいデザイン
は不安と期待が入り混じって長い時間をかけました。

ハイテールロッカー


この新しいデザインは特徴はターン時のスタンスホジションは以前
のボードよりも少し前に立てます、ノースライディングにはターンからのノーズまでの距離は短く、幅が広いので安定性と長くノーズホジションに居られ、ハングファイブ、テンが容易にかけられる、又、テールが狭いので波のブレイク状態によってターンの角度によって下がる位置が違うようにできます。例えば柔らかい波ならば後ろまで下がらないでターンも可能です、角度を必要するブレイクのきつい波ならば後ろまで下がりフルレールターンも可能でしょう。ターンやカットバックなどはセンターからややカーブの強いテールロッカーとナローテールで素早くスピードのある動きになります。

長く深いシングルコンケーブ
このボードの特徴はボトム形状がノースエリアは長く深いシングル
コンケーブが入り、ノーズライディンクはノーズ幅が広く、ノーズ
コンケーブが長く深いのでノーズに浮力が生まれて長くポジション
も保って、多様な技がかけれます。






3mmのダブルコンケーブ
そして、水の流れはセンターエリアに向かってはダブルコンケーブ
で早く流れて浮力を生み、軽い動きを伴って、テールエリアまで長く入れています。








ハイロッカーと薄いVボトム
テールエリアはハイロッカーと薄いVが入って全体的にスムーズな
水の流れが安定性と軽い動きを生む新しいデザインです。







鳥羽さんから速報ですが私が心配していた事は事象はなく、良い報告が届いています、「内容はテイクオフが早く、後ろ足がテールまでいかなくってもターンが出来る、ノーズが安定しているのでノーズライディングでも歩いてみようとチャレンジが出来るくらい、安心してノーズライディングができる。」 心配事の一つでノーズワイドなのでターン時に刺さらないの質問に「テールが狭いのでノーズが浮き、ささりません」回答でした。

シェイプ詳細データはキリフレックスのEPSのスモールスカッシュテールで長さ277cm、幅56cm、厚さ6.7cmてす。ノーズ幅49cm、厚さ3.5cmでテール幅33.2cm、厚さ4.0cmです。ロッカーノーズ12cm、テールロッカー11.75cmで最終テール幅10cmです。

2018年7月5日木曜日

パワーサーフインの重要性(楠磨プロ)

ボトムターンからリップに向かう(楠間)
大磯海岸で楠磨プロのサーフィンをチェックしました。以前からサーフィンを見てほしいと言われていましたがなかなか時間がなく、サーフィンをアマチュア時代は何回が見ましたが近くで見たのは久しぶりです。パワーサーフィンの傾向はわかっていましたが近くで見ると「なぜコンテストに弱いだろうと思うくらい」素晴らしいサーフィンをしていました。2週間前に磐田市豊浜海岸で大澤プロのパワーサーフインを見ていましたが技の確実差と選択の幅を工夫すれば確実にプロコンテストで上位に食い込む素質の持ち主と思います。練習方法と技の選択を工夫すれば技術向上になります。コンテストに勝つには精神的な要素が重要ですがプロとしての技術

スピートを使いリッピィングに向かう
レベルがどの位に位置なのかは大切なポイントです。今、10代のプロサーファーの大半が技術レベルは高いがパワーが足らない選手が多く、日本のトッププロや海外プロサーファーとの違いを指摘する人は多いです、楠磨はパワーの問題なく、大学生なのでパワーに磨きをかけるのと技術的な欠陥を改善すればトッププロの仲間入りは出来るでしょう。サーフィン上手よりもこの技一つで何点出せれるかの練習が必要です。




エアー気味のリッピイング

これらの一連の写真はボトムターン時にレールの節水面積を増や
すことでスピードと角度が出て、そのスピードを生かしてのブレイクラインを上り、リツピィングに続く写真ですがバワーがあるからボトムターンで角度が付けられます、必要なのはボトムに波のスピートに負けないパワーでボードを沈める事でリッピィングのスピートと角度が得られます。




深く早いボトムターン(楠間)
ボトムターンはなるべく波の際どい所から早く、深くボトムに下がり、ボードのレールが長く節水面積を増やすことで角度のあるター
ーンができます、姿勢はなるへく低く、ターン後はリップに向かって
体を伸ばすことでリップのスピードが加速します。







(PU)175cm×48cm×5.9cm
 
楠磨プロのボードサイズはPUで175cm×48cm×5.9cmのラウンド
スカッシュテールのポケット1です。彼のパワーサーフィンを生か
すには沈めやすく、反発力の強いボードするのでやや厚めにシェイプしています。回転性を増す為にノーズ幅はやや狭く、ノーズエリアからフィンエリアまで深くシングルダブルコンケーブを入れています、全体的にロッカーは強くしています。薄いボードではボードが沈みすぎになり回転性が得られません。当初はクリアでしたがペンティングして変わってます。

次回には練習方法等を述べたいと思います。