2009年1月26日月曜日

加藤周平のニューボード


加藤周平のニューボード(FSDC)
今日、長さ180cm×46cm×5.5cmのボードをシェィプしました。
かれはトップアマチュアで将来有望なサーファーです。
上下の大きなラインのサーフィンが特徴を生かすために
レールをセミボクシーとノーズロッカーを強め、テールロッカーを抑えぎみ
シェィブしました。
特徴を生かすようにアップレールなど細かい点はアレンジしています。

2009年1月25日日曜日

09 ロングボード



09 ニューデザイン

・TF COMPモデル
長さ275cm×56cm7.0cm ラウンドテール
 F+VEEシステム  ターンのスピードと安定性の良いモデルです。
 ノーズライディングも安定性が良いです。

・VEEモデル
 長さ280cm×57.5cm×7.Ocm ラウンドテール
 VEEボトムとノーズコンケーブのタイプです。
 テール幅をやや狭く、薄くシェィプしました。
 レディースでノーズラィディングが上手なサーファーです。
 全日本選手権の出場を目標に頑張っています。
 注意 NSAコンテストに出場する人のボードの長さはデッキで275.4cmが必要です。
 ユーザーからの反応はこれからです。
 デザインはブルーティントカラーとマブルのラミネート使用です。

2009年1月24日土曜日

ウミヒコチームの紹介





 
四国の土佐清水市の日本で一番綺麗な海岸のサーフィンのチームです。

四国のお遍路さんの海岸を歩くコースにもなっているところです。

岩田夫妻とその仲間です。

海のきれいな大岐の浜を紹介します。
お店によったら、メニューでお好み焼きがおいしいのでぜひ食べてくさい。




2009年1月16日金曜日

 2009年ロングボードデザイン




 2009年ロングボードデザインの変化
 ロングボードは、静かに大きく高度にデザインは変化しています、「テイクオフは早く安定性があれば良い」から、いまではノーズライディングとマニューバの両方乗れるようなロングボードデザインが要求されています。                                                
契約プロライダーのとの長期間テストの結果、良い評価を得て2タイプのデザインを販売できるようになりました。
また、フィンシステムは大切で、シングルフィン、トライフィン、そして中間のスタビライザーがあり、いまではスタビライザー8割を占めています。
さして、フィンデザインも多くのフィンがありますが、ボードにマッチしたフィンの選択は大切です。(アルメティックフィンなど)
材質の変化もみられ、EPSロングボードも評価が高まっています。

2009年ロングボードデザイン(藤井辰緒との共同開発)
① TF COMP(F+VEEタイプ)(写真右側)
シングルコンケープやダブルコンケープは波のフェイスがきれいな場合はよいのですが、チョッピーやバンピーなフェイスではギャップを拾いやすくレールの切り替えしのタイミングが難しくなりがちです。そしてスピードが出ると浮力が増しレールもいれにくくなります。
しかしセンターのフラットな部分が水面との適度な食いつき感をもたらし、レールまでのVEEが切り返しの反応のよさを感じます。しかもボードのバタつきも少ないです。
このためある程度パワーのあるビーチの腰以上の波からリーフの波まで直進性と回転性のバランスが崩れません。ノーズを薄くすることでノーズライディングのコントロール性もよく、独自のテールロッカーとハードエッジによりハードでクイックなドライブターンを可能にしています。
EPSロングボードもあいます。
お勧めのフィンセティングはサイドにはM3,M5,
センターには6.5~7.25 回転性を重視する方はベースの短いもの、ドライブ感を重視する方はベースの長いものチョイスすると良いでしょう。
下記の数値は、280~290cmのラウンドテールの平均値です。

ノーズ エリア センター エリア テール エリア
幅    43~45cm 56~57cm 34~35.5cm
厚さ   3.0~4.0cm 6.5~7.8 cm 3.5~4.0cm
ロッカー 12.5~13.5cm    0 10.0~11.5cm
形状 フラット+V フラット+V フラット+V

② TFノーズライダー(VFSタイプ)について (写真左側)
ホトム全体にVEEを入れ、フルコンケーブをセンターエリアに長く入れることで
パワーのない小波においてはテイクオフが早く、スピードを出しやすい
特にマッシーなフェイスにおいてはボードが勝手に走り出す感じです。
前後の体重移動がしっかりできればテールのピボットターンも容易で、ノーズライドには抜群の安定性をもたらします。
テール幅とロッカーの調整により回転性を上げることも可能です。
お勧めのフィンセッティングはシングルなら9~10
スタビならサイドを小さめに(GL,GX)センターは(7.75~8.5)

      ノーズ エリア     センター エリア    テール エリア
幅      45~47cm       57~58cm       35~36cm
厚さ     3.5~4.4cm      7.0~8.0cm      3.8~4.3cm
ロッカー  10.5~12cm          0           9.5~11.5cm
形状      ラウンド+シング ル     シングル       VEE
        コンケーブ            コンケーブ


        


③ その他デザイン

2009年1月4日日曜日

2009 EPSについて

2009年EPS・EPSH(スパービーズ)のシェィプについて

1990年代にXチューン(スタイロフォーム)をシェィプし、2004年から新たにエポキシ樹脂によるEPS軽量サーフボードを製造しています。
2007年からは軽いEPS(40倍)とやや堅いEPSH(30倍)にユーザー要望によって分けています。
EPSの最大の特徴は、ウレタンフォームより比重が小さい為、ターンの反発力が大きいので、スピードが早く、エアー系の技にはとくに向いています。ボードの軽さはウレタンボードの60%から80%です。
そして浮力が大きいので、テイクオフも速く、スモールウェーブでも信じられないほどのスピード感が味わえるボードです。
EPS・EPSHのシェィプについては、この特徴を生かす為の二通りの考え方があります。
第一は現代サーフィンの向上です。同じかやや狭めのノーズ幅、テールロッカーを少し抑えて、レールとテールをやや薄くすることで、スモールウェーブでもスピードが出せるので、エアー系の技、ターンのスピードを活かして縦の動きが出来、特にコンテストサーファーには現代サーフィンの必要な技が反発力の強さにより可能になるでしょう。
もう一つは、30~40代の体力の衰えとともにテイクオフの厳しさからロングボードに移行したサーファーにショートボードの素晴らしさを再認識することが出来ることです。
浮力がウレタンボードの1.5倍くらいあるのでノーズ幅をおなじでも、テールロッカーを抑えても、ノーマルレールでテイクオフを早くしてスピードが出せて、ロングやファンボードにないターンの感覚が再現できて動きの軽いサーフィンが可能です。
30代~40代のサーファーにはボードの長さは185~190cmで、全体的に幅も広く、コンケーブ(FSDC)を薄く入れるタイプ、もしくはコンケーブを入れないボトム形状でシェィプすれば、ショートボードサーフィンが充分に楽しめることができます。
(例)下記の数値は30代~40代のサーファーで体重65Kgの平均値です。
長さ185~190cmのスカッシュ、ラウンドテールのFSDCです。
        ノーズエリア      センターエリア     テールエリア
幅      28.5~29cm     47~48cm      35~35.5cm
厚さ     3.0~3.5cm     5.5~6.0cm    3.7~3.9cm
ロッカー  13~13.5cm        0          4.5~4.7cm
ボトム形状 フラット&シングル   薄いシングル      VEE&ダブル
         コンケーブ      コンケーブ        コンケーブ

ライディングの注意点
① テイクオフ時には前足に重心を掛け、ボトムに下がるようにする。
② トップターンなどで通常のターン(ウレタンフォーム)をするとプルアウト気味になり易いので波の中   間でトップターンをしてください。
③ ホトムターンのタイミングは波の下まで充分に下がり、テールを沈めレールを波に良くセットしながらターンをして下さい。またはレールを波にセッティングすることで、EPSの特徴のスピードと回転性が向上します。

EPS・EPSH軽量サーフボードの取り扱について
① オーダーに付きましては、1ケ月半位の期間が必要です。
② 製造方法(カラー等)で制限がありますので詳しくはメールで問い合わせてください。
取扱について
① EPSは熱に弱いので、サーフィンする時以外は、なるべく直射日光に当てず、長時間、車の中など、暑い所に保管しないでください。
② 修理する時はエポキシボンドを使用して下さい。ポリエステル樹脂は使用できません。
③ 破損した場合は海に入らずに、最寄りのサーフショップに修理を申し込んで下さい。 
④ 修理が難しい場合には、メールで問い合わせてください

         

2009年1月2日金曜日

2009年FS・FSDCデザインについて

2009年FSDC・FSデザインについて
ここ数年間は、ショートボードはボード全体が薄く、レールも薄いタイプが主流で一定のレベルに達しているサーファーでなければコントロールが難しく、加速も難しいデザインのタイプが多かった。
自分はコントロール性を高めて、ターンのスピード増しタイプの新しいデザインを考えています。
ボードはやや短めで、幅はやや広く、ボードをやや厚くするのでオーバ気味の浮力を最初は感じますか慣れてくるとスモールからミドルウェーブに最適です。
新しいタイプのデザイン
大きな違いについて
・ フラットデッキに近く、レールを厚めにする。
・ スタンス部分のやや厚くする。
・ テールロッカーのやや少なくする。(長いストレートライン)
・ コンケーブはやや薄く長くいれる。

新しいタイプのライディング違いについて
・ ターンのスピードと加速が増す。
・ 切り返しが早い
・ 大きいラインのサーフィンになるので波の上下を使う。

留意点
・ ターン時に波にレールをよく付けるようにする。
・ 後ろ脚のやや強めに蹴り込むようにする。
・ 細かくボードを動かさない。

2009FSDC・FSについて特徴
・ テールデザインはスカッシュ、ラウンド、フィッシュなどに向いています。
・ コンケーブはやや薄い(シングル又はシングルタブル)
・ レールはセミボクシーからボクシー
・ ノーズロッカーはやや強く、テールロッカーは抑え気味
・ フラットデッキ気味
(例)  体重60~65KG
長さ 180CM 幅 47から47.5CM 厚さ 5.7~5.9CM

           ノーズエリア      センターエリア      テールエリア
幅          28~29.5cm    47~48cm      35~35.5cm
厚さ         3.0~3.3cm    5.6~5.9cm    3.5~3.8cm
ロッカー       13.8~14.5cm     0         4.5~4.8cm
ボトム形状     フラット+シングル   シングルコンケーブ シングルコンケーブ&
            ダブルコンケーブ                ダブルコンケーブ