2014年12月30日火曜日

インネグラーファイバーとNE50の紹介

新素材インネグラーの紹介です。インネグラーは
インネグラーファイパー
丈夫で軽いボードは多くのユーザーが求めるています、ノーマメルフォームのショートボード、ロングボードには最適だと思います、又、にエポキシボードにも適しています。インネグラーファイバーは通常のファイバーやケブラー、カーボンとは違い、見た目も白く、軽く、強度もあり新素材としては一番適しているでしょう。
現在テスト中で良い報告がくれば来春にはインネグラー仕様ボードを販売を検討しています。









上が3Dファイバー、下が
インネグラーファイパー
 

  
材料会社の説明では「Innegra S high performance fiber
軽量性と強靭性を同時にもった、市場でも最も軽くタフな繊維です。INNAGRA FIBERの軽量ながら高性能なもの710%の空洞を含むことで実現しました。ポリプロピレンを含むことで互いの特性を改善するよう設計されています。ESF TECH INNEGRAボードは非常に即応性とポップライフ(新たなボードの感触)をもっています。Innegraはガラス樹脂より軽く、カーボンまたはケブラーよりもさらに軽量となり、ボードがユニークな柔軟性をもつ、信じられないほどタフなボードを製造可能としました。」
 
アゲインマジックでポケット1モデルの長さ178cm、幅48cm、厚さ5.8cm、
178cm×48cm×5.8cm

      

 

NE50スカッシュです、細部のデータはノーズ幅31cm、厚さ3.5cm、テール幅36cm、厚さ3.7cm 、ロッカーはノーズロッカー13cm、テールロッカーは
4.7cmでスタンス幅はやや広めなのでバランスはセンターよりやや前に最大厚さ5.8cmにしています。テイクオフを速くするのでセンター付近は厚めにレールは薄くローレールにして、浮力を付けながらンのやり易くしています、コンケーブはやや深めにして走り出しの速いボードです。           
 
 
 

 


 

 



 

2014年12月23日火曜日

浅井康之プロからの報告(EPS×3D)


磐田市豊浜海岸
岩田市の浅井プロからニューボードのコメントが届きました。シェイパ-として前回ボードからの改良点としてスタンディングエリアにややボリュームを持たせてマニューバを重視して、切り替えしを速くするためにラウンドデッキを強く、レールはやや薄くミディアムよりやや薄くしニューバ性を高めるようにしました。






「テイクオフは、予想よりも早く、余裕をもってファーストターンが可能です。以前のボードよりも、少しボリュー
リアルラインの浅井プロ
ム感を感じましたが、小波も、かなり波をキャッチ出来そうです。
本日のコンディションは、腹くらいの少しトロ目の波でしたが、フ
ェイスを自由自在に走ることが出来ました。マニューバービリテ
ィを高めたボードでしたが、コントロールもイージーで、スピード
をつけやすい、取り回しの良いボードです。次回は、
少し大きめの波で、試してみたいと思います。浅井」




277cm56.5cm7.0cm
ボードサイズ長さ277cm、幅56.5cm、厚さ7.0cmのEPSクイッカーらウンドテールです。詳細のアウトラインサイズはノーズ幅43.5cm、厚さ3.6cm、テール     
幅35cm、厚さ3.8cmで最大幅はセンターで厚さはセンターより5cm前に抑えてます。ロッカーはノーズは抑え気味11.8cm、テール11cmと強めにしています。
特徴はセンター以下のスタンディングポジションにポリュームを持たせて回転性を重視しています。

前回ボードは折れてしまったので今回はEPSと3Dクロスの組み合わせによる重さの反応や強度などの点やバランスなどを変えています。































2014年12月6日土曜日

第9回ウミヒコサーフィンクリニック

白砂が続く大岐の浜
第9回サーフィンクリニック(大岐の浜)で11月29日、30日、12月1日と3日間行いました。毎年、大岐の浜に来ますが日本一きれいな海岸としていつも思います、本当に幸せなウミヒコプレイグランドチームです。









ラインの取り方の説明
今年で第9回サーフィンクリニックになります、チ ーム員 素直で真剣に僕のアドバイスを受け入れてすぐに実践して確実に上手になっています。誰もが教えるときの真剣な目は怖いような感じと正しく教えろよ自戒の念にいいきかせています。彼らを見ているとはるか昔のカフナチームを思い出します。自分がプロを引退し、地元(平塚)10人くらいをしどうしました、2週間に一回位のペースでミーティングと8mmの映写機と公民館を借りてライディングのチェックと指導してたのを思い出しました、カフナチームは1年か2年で全日本選手権に入賞や世界選手権代表など輝かしい成績を残しました。やがて、彼らはプロの世界に飛び込んでいきました。



サーフィン歴1年半のいつき君


ウミヒコチームにも高校生や20代前半のメンバーが増えて呑み込みが早く、楽しみな存在です。

 







ポケットデザインがを上手に乗り
こなす富田さん

サーフィンクリニックの目的の中に飯尾シェイプボードの性能確認と毎年教えているチームの技術向上が見られるかの確認があります。今年はチーム全体のレヘルアップが見られ安心しました。









ウミヒコ岩田夫妻とチーム員
ウミヒコプレイグランドオナーの岩田夫妻と良い先輩たちに交じり、若いサーファーがサーフィンを楽しむ素晴らしいチームになっています。正しい指導と聞く耳を持つ人は必ず上手になります。最後に清水サバの刺身を食べて、忘年会も楽しかったし、弘子さんのおいしいお好み焼き(ミックス)食べて、見送りまでしてもらってありが
とうございます。


2014年11月26日水曜日

久しぶりのガンシェイブ



240cm47cm6.5cm
昔の友人から今冬12月、ハワイでサーフィンするので 8フィートから10フィートサイズをトライするのでシェイプオーダーがありました。約10年ぶりのボードサイズです長さ240cm幅47cm厚さ6.4cmのピンテールです。友人やハワイガンボードのデータなどを参考にシェイプしました。ボードサイズはあまり変わりませんがコンケーブの採用、バランスは大幅に変わっています。ボードデータはノーズ幅27cm厚さ3.5cm、センター47cm厚さ6.5cm、テール幅31cm厚さ3.3cmでロッカーはノーズ16cm、テール7.2cmです。













強いロッカーと深いコンケーブ
ボートムは全体にシングルコンケーブがノーズからテールにかけ
て入り、センターからテールにかけてダブルコンケーブがになって
います。ボートムの水の流れを速くしてティクオフを早くして、スピードとターンを早く切り替えしをスムーズになるようにしています。








深いシングルコンケーブ

ボトムを速く水を流す事でテイクオフを速く、ターンを大きく深くできるようになっています。 










強いカーブと薄目ノレール
強いノーズとテールロッカーと10フィートオーバーの波はボード全体が傾き易いようにラウンドデッキと薄いレールになりますがボトムからの巻き上げとクリーンカーブが必要です。少しでも不規則カーブはワイプアウトの原因になります。ホード全体のバランスは全体に前に重心を置き、センターからテールにかけて綺麗なカーブが大切です。大きな波にコンケーブは以前は不向きと思っていましたがシェイプは常に進歩していることが再認識しました。新年にはハワイから帰ってきます、ボードの反応は次回に報告します。  




                        




      

2014年11月22日土曜日

EPSロングボードと3Dクロスの報告

浅井プロのボトムターン
台風17号の岩田市豊浜海岸でリアルラインの浅井康之プロの深いボトムターンです、このボード
は数日後に折れてしまいました、浅井さんからの要望で細かい部分を修正して、本人も気に入ってたNE80でクィツカーモデルのボードでした。









277cm56.5cm7.0cm
次回ボードは大きな波でもマニューバをやや重視して大きなラインサーフィンができるでボードの要望でした。私のからの提案としてEPSで3Dクロスのクイッカーで、やや厚く、重くしてEPSの過敏性を抑え、反発力を有効に使えて折れにくいボードを勧めました。ボードサイズは長さ277cm×幅56cm×厚さ
7.0cmでラウンドテールのやや深めコンケーブのクイッカーです。
















強めのラウンドデッキ

                                         
アウトラインのサイズはノーズ幅43.5cm、厚さ3.6cm、テール     
幅35cm、厚さ3.8cmで最大幅はセンターで厚さはセンターよ
り5cm前に抑えてスタンディングエリアにややボリュームを持
たせてマニューバを重視し、切り替えしを速くするためにラウ
ンドデッキを強く、レールはやや薄くミディアムよりやや薄くし
ました。



薄目のレール
EPSと3Dクロスの組み合わせによる重さの反応や強度などの
点やバランスをスタンディングエリアのボリュームを付けて変え
ています、どのような反応があるか楽しみです。





                                        


2014年11月16日日曜日

一柳海喜プロからの報告

一柳海喜プロからEPS+3Dクロスのポケット1デ
ザインで、「テイクオフが早く、少し重めでコント
ロール性が高く、スピードが速く、特にリッピィン
グが良い」報告を受けました。右の写真はEPS反発力の特徴を生かしたショットです、しばらくケガで練習ができない時期が続きましたか海に入る時間も増えて復調しているかんじです。











EPS+3Dクロス仕様でEPSの軽さを抑えて、EPS
の軽さから生じる不安定さを解消して、EPSの
反発力を生かして無駄な動きを防ぎ大きなライン
できるようにシェイプしたボードです。
伊豆出身の一柳海喜プロです。






現在使用中のEPSホケット1ボートサイズは長さ178cm×幅47cm×厚さ5.7cmのスカッシュテールです、ノーズ幅30cm、テール幅35.5cmでノーズロッカーは13cm、テールロッカーは4.7cmで全体的にシングルダブルコンケーブを入れて、プレイニィグエリアは深め二入れています。ポケットデザインはテイクオフを速くするためにバランスをやや前方に移動して、コンケーブを長く入れることでボトム面の水流をはやくしてノーズロッカーを抑えてテールロッカーを強くしてパーリングを防ぎ、機能性を高めています。
                    














 
 

 
 

2014年10月30日木曜日

最近のシェイプ事情

右側写真の2枚は完成前の作業途中のボードです、1枚目の奥側は
ポケットデザインでカーボンパッチやNE50です、中央はスムーサデザインのノーズライダー、手前はEPSベークル、ベーグルエアーのボードです。
2枚目は手前はEPSロングボード、ホケットデザインの2本とラックには
EPSベーグル、EPSクイッカー(テールブロック付)です。最近は年齢層が広がり、ユーザーの好みも多く、いろいろなシェイプデザインがあります。
10年前頃は同じデザインで多くサーファーが愛用していましたが、今では
自分の技量と年齢に合わせたシェイプデザインでサーフポイントでは各自が楽しんでいます、自分に合うボードは食べ物と同じで好きなデザインをシェイパーと相談して、多くのデザインからマッチするボードでサーフィンライフを過ごしてください。




                
今年、新しい発見として、EPSボード軽さを最大の利点でしたが軽さはコントロール性については難点があって、ある程度の技量が必要としていましたが、3Dクロスの採用で重量を加えると安定性が増して、 EPS の反発力を有効に使い、丈夫で乗り易いボードがて゛きました。最初はロングボードEPSクイッカーに3Dクロスを採用して多くのロングボーダーから丈夫で安定してスピードがあってターンがやり易いと好評です、EPSは3Dクロスとの組み合わせで丈夫で折れにくいロングボードやデッキが凹みが少なく適切な重量を持ち、安定性のあるボードできるようになりました。EPSのボードはコントロールが難しいことはなくなり、初心者でもEPSのスピードと反発力でターンの感覚をあじわえます。最近ではヘーグル
ボードにもEPSと3Dクロスを組み合わせ、テイクオフが早く、EPSの
反発力を生かし機敏な動きが出来るようになっています、ポケットデザインにも採用して好評をえています。

パソコンの故障で長くブログを止めてましたかこれからは情報発信をします、よろしくお願いします。

2014年7月12日土曜日

増田征泰 さんからの報告(3D EPS クイッカー)

際どい位置でのカットバック
2014年カタログIIO SHAPEにEPSクイッカーの写真使わせてもらった、増田征泰 さんからの報告です。京都府網野町ソジャーブルーサーフショップ守山さんのチームライダーで関西方面で活躍しているロングボーダー です。増田さんのカットバックとノーズライディングの写真をのせます、サーフィンのレヘル高さがカットパックに入るポジションや長い距離のノーズライディ ング想像する写真で実力の高さがわかります。



見事なハングファイブ










277cm56cm6.7cm

 2014年3月22日にシェイプした、EPSの 3Dクロスを使用のクイッカーのランドテール、長さ277cm、幅56cm、厚さ6.7cmです。ノーズ幅43cm、厚さ3.4cmで薄く、テール幅ややワイドの35cm、厚さ3.7cmでノース゜ロッカー11.2cmで抑えぎみにテールロッカーは11cmのハイロッカーです、ロッカーとパランスでテイクオフが速く、ショートボードの動きが出来るようにコンケーブと薄めVEEを入れて性能を高めています。注、全日本選手権出場にはデッキからの長さは274.32cmでボトムからは265から277cmになります。










EPSのクリーンカーブなボトム


 本人の希望はマニューバをやや重視てノーズライディングを   出来るようになのでアウトラインはワイデスポイントはセンター
ノーズは薄く、ハイテールロッカーです。







コンケーブと薄いVEE
レールは薄くすることで波に入り易く抜けやすいレールホイルす  
るこど速い動きができます、又、3Dクロスを使用して重みを加え
ることで余分動きを防ぎ、EPSの浮力の反発力が有効に使えます。                                                                              






薄めのレール


増田さんののコメントです。「EPS独特のフワフワ感を3Dクロス  が程よく抑えてくれてるようですごく安定感を感じます。また、ス
ピードもよく乗りその結果タルめのセクションでもノーズのメイク
率が上がりました!お陰様で関西オープンでは入賞することが
できました。有難うございます。」ボードの特徴を見つけるのも
増田さんの努力でしょう。

2014年7月8日火曜日

第3回リアルカップの応援に行きました。

第3回リアルラインカップとチーム
7月6日第3回リアルカップが2014ジュニアオープ
ンが行われた磐田市豊浜海岸に浅井さん
の手伝いに行きました。波は平均して腰位で弱いサイドオン南東風がでした。約50人位でリアルチームが主体で手づくり感でいっばい大会が無事に終わりました。









2クラス優勝石黒君のリッピィング
ショートボードスペシャルクラスではPocket(ホケット)1に乗る石黒勝之さんが優勝、果敢に攻めてスピードがあって、特にボトムターン のスピードはPocket(ホケット)1モデルの特徴を充分に発揮しているライディングでした。







果敢に攻める大田君
リアルラインチームの大田祐貴君が4位でしたがライディングにスピードが合って、波を選ぶ能力を掴めばもっと上位に入れる実力はあるでしょう。新しい仕事の合間にサーフィンを楽しみ、大会にも
がばってください。  
 






優勝永田さん(右)、2位の今西さん  
豊浜海岸ではロングボードのレベルは高く、スペシャルクラス決
勝に残った4名は誰でも良い波を掴めば優勝出来る実力を持っ
ているメンバーです。豊浜海岸の知り尽くしている永田さん(リア
ルチーム)が良い波を選び、マニューバが出来る波を選び、ター
ン深いとカットバックを決めて優勝です。





見事なバックハンドリッピィグの今西さん
EPS Quicker(クイッカー)に乗る今西英夫さんのバックハンド
リッピィングは全日本クラス級に引けを取らない素晴らしかった、前半で良い波を掴んでいれば勝負は分からなかったでし
ょう、惜しくも2位でしたが価値のある2位でしょう。
波と折り合いが悪く十力を発揮出来なかった森口さんは4位でした、次は見事なノーズライディングとマニューバの融合を見せてください。


ロングボードのシングルスタイル では久保木克也さんが優勝で
嬉しそうな顔が印象的でした、次も大会で頑張ってください。 

最後にお話しをしましたが、コンテストの戦い方として15分の中でを各選手のライディングからベスト2本が得点になるので良い波(高い得点が取れる波)を選ぶのが勝敗の分かれ道になります、大会当日、波のコンディションはスモールコンディションでたまに良い波が入るコンデションです、良い波は確実に入っていましたが多く波に乗る人は乗の中に良いライディングがあるでしょうと思っている人が多いでしょう。悪い波で得点を出せるのは特別に上手な人だけです、この日の波では、得点が出せない波は乗らず良い波を探す時間と冷静な判断が必要です、悪い波に乗れば、結果的に他の選手に良い波を与える事になるります。自分が良い波を乗るにはどこのポジションで待つのを自信持って待つしかありません。他の選手がライディングが不安になり、ポジションを移動すると良い波を選ぶ事にミスしてしまうのが多いです。波の選択がコンテストに勝ち上がるポイントです、自分ヒートが始まる30分前からはどこからくる波が良く、セットの何本目が良い波が良いかを判断してトライして下さい、無駄乗りは敗戦につながります。一番大切なのは普段のサーフィンで一定のサーフィンレベルに達している事は必要です。

2014年7月5日土曜日

Pocket 1(ポケット1)の報告(富田明彦さん)

6月中旬に出来上がったボードで、富田さんのボードです。   
178cm×48cm×5.7cm
長さ178cm幅48cm厚さ5.7cmのPocket 1モデルの報告です。富田さんとは5年以上の付き合いになり、会社員で週末のみサーフィンで印象にあるのは長い時間、海に入っている事、フォームで手の角度が小川啓プロに似ていて、深いボトムターンからのリッピィングをする基本に忠実なサーフィンです。彼は39歳になりますが真剣にサーフィン取り組み、私や岩田プロのアドバイスを聞きながら、毎年、進歩しています、今年も初冬には大岐の浜とウミヒコチームに合う楽しみが増えています。ボードコンセプトは大きなラインのサーフィンなので、Pocket 1の特徴である、テイクオフが速く、深いターンからの角度のあるリッピィング出来るようテーロルッカーを強く、全体的に幅広く、レールは薄めにしています。データはノーズ幅30cm、厚さ3.4cm、テール幅36cm 、厚さ3.8cmでエンドテールは14cmです。ボトムコンケーブはノーズ30cm付近から薄めからセンターからテールにかけて深めに入れてスピードとマニューバの融合で乗り易いボードです。





特徴あるフォームからのボトムターン
気持よさそうなリッピィング
富田さんのライディング写真です。(ウミヒコ-プレイグランドブログから)













リップへ。いい感じですね~
連続でリッピング!途中細かいターンを入れずに大きく2回のターンを決めてくれました!(岩田プロ)











同じ波での2回目のリッピィングです。
ビギナの時からラインが大きかった富田さん。そのドライブサーフィンにバッチリハマった感じですね!!調子良くて楽しくて仕方なんでしょうね~  この日も一日八時間サーフィン。はやくもボードがへこんできてます 。(岩田プロ)

2014年6月30日月曜日

60代の挑戦(スムサー)

30年のブランクを感じないボトムターン
回転性重視のスムサー
長さ220cm×幅53cm×厚さ6.5cmのランドテールのスムサーです。このボードのオーダーは「今乗っている7’2よりもよりコントロール性を出して動きを楽しみたい」との要望ですが短くするよりは同じ長さでテイクオフの早さと直進性を残して、コントロール性を出して行くのがいいのではないかということでスムサーモデルにしました。 山崎さん(年齢61歳)は30年前はショートボードの経験もあるので、充分に薄いレールで回転性の高いボードにシェイプしました。

ショートボードを経験者はマニューバを重視する方が多く、ロングボードよりもファンボードの220cmから240cm位の長さが良いでしょう、若い時と違い、体力の低下を感じながらロングボードでは動きに物足りなさを感じている方にはピッタリのデザインがスムサーです、テイクオフの速さとマニューバを重視するにはクリーンなボトムロッカーと長くやや深めにシングルコンケーブを入れて、フィンエリアからテールにかけるVボトムに入る綺麗なラインのシェイプが必要です。又、山崎さんは体型は筋肉質なので機能性の高いボードに重点にしました、シェイプデータは  ロッカーは強く、ノーズ幅はやや狭く、薄めにすることで回転性が60%、直進性40%のスムサーで ノーズ幅37cm厚さ3.9cm、テール幅37cm、厚さ4.1cm、ノーズロッカーは13.5cm、テールロッカー6.6cmでボトム形状はノーズエリアからフィンエリア前までシングルコンケーブを入れ、テールエリアにはVボトムにしています。





ボードの感想は「 ロッカーとボリュームの落とし具合、軽さで、
ボード取り回しが良くなった分、逆にテイクオフ早くなったよう
正しいスタンスと申し分のない力の配分
に感じますね」余裕のテイクオフは自然にすばらしい笑顔になります。50代からでもサーフィンを楽しむ方の模範みたいな山崎さんです、サーフィンライフを楽しんでください。
 



2014年6月12日木曜日

EPSクイッカーと3Dクロスの組み合わせ

森口さんのハングオーバー
静岡県磐田市豊浜海岸をホームビーチの2名ロングボーダー
の紹介です。豊浜海岸新防ポイントのノーズライディング写真です。EPSの浮力と3Dクロスの重量で余分な浮力をバランスとレール形状で調整して、3Dクロスの硬さを生かすロッカーにして、EPSの特性を生かして、丈夫で安定性の高いクイッカーができました。豊浜海岸のロングボーダーはレベルが高く、他にも優秀なサーファーが沢山います。



綺麗なハングファイブかける佐藤さん
                                       









EPS3Dクイッカー


佐藤さんはボードを折ってしまい、新たに ニューボードを作りました。要望は丈夫でマニューバーを重視のEPSとボトム、デッキ共に3Dクロスの組み合わせで、ニューボードのサイズ長さ276.8cm幅55.5cm厚さ6.9cmのラウンドテールでノーズ幅43cm、テール幅35.5cm、ノーズロッカ11.8cm、テールロッカー11cmのバランスでシェイプしました。 アウトラインでは8対2の割合でマニューバーを重視なので、最大幅はセンターでノーズはやや狭くうすめにしています、又、テール幅はやや広めにしてスタンスの移動が少なく同じ位置でのターンができるようにしました。
 












強めノテールロッカー
テールロッカーは3Dクロスをデッキとボトムにラミネートする    のでテールロッカーを強めにしてEPSの反発力とテールロッカー
を強めにして安定したスピードとターン が出来るようにしました。

2014年5月3日土曜日

EPSベーグル・ベーグルエアーと3Dクロスの組み合わせ

2014年EPS Bagel・Bagel Airモデルと3Dクロス組み合わせ
ベーグル・ベーグルエアーフィッシュ(FSDV)

昨年、四国のボブサーフショップオナーの新居さんにEPS Bagel   
鳥羽さんと四国の開拓者新居さん








(長さ183cm、幅54cm、厚さ6.9cm)に両面3Dクロスを使用して重量を付けて安定性とスピードを増すと思い、いままでの軽さがベストの考えをEPSの特性を生かすには重さを付けることでEPSの利点を生かすと逆の発想で作ったボードです。新居さんからの反応はボトムターンが伸びて、カットバックの戻りも早く、リッピィングは角度付けやすい、又、デッキの凹みは1年間使用しても目立たないと報告がありました。四国で歴史のあるボブサーフショップオナーの新居昌也さん年齢58歳で毎年、冬にはハワイノースシュアでサーフィンを楽しみ徳島の地元ではスモールウェーブにはEPSベーグルに乗り、若いサーフィンしています。後輩には鳥羽真吾さん(全日本ロングボードマスタークラス2011年ウィナー、2012年2位、ベーグルの開発者 )、中山智資さん(全
日本ロングボードメンクラス2012年3位、2013年2位)と優秀な選手
を輩出しているショップです。
EPSベーグル3Dでのリッピング

 

昨年は主にロングボードEPSに3Dクロスを使用していましたが
ベーグル・ベーグルエアーにも3Dクロスを使用して高評価を得
ています。共通点は下記のようになります。第1、デッキの凹みは少なく、丈夫で折れにくい。第2、適時な重量でボード全体を沈める事で安定した反発力になることです。第3、加速性能が高いので重量に対しての違和感はない。





   


スピードに乗る新居さん
発想の転換の理由は今まの EPSは薄いボードで軽くする  
波のバンクを拾いたり、一瞬にボードが沈む事で不用意なワイブアウトが増えることですのでコントロールが難しいかった。3Dクロス仕様では適度な重量はレールの形状はミディアムレ
ールやノーズ幅も広くできるので安定したライディングができ
EPSの反発力を有効に使える素晴らしいホードになります





注意点はウレタンフォームよりは1mm程度薄く、従来のEPSより   
ベーグル・ベーグルエアー

は2mm程度厚くする事がEPSの反発力を有効に使えます、又、
しなり部分は弱くなりますのでテールロッカーやVEEを少し強くし
ます。3Dクロスはノーマルファイバーよりも2倍以上の強度があ
ります、又、使用することで適度な重量を与えるのでEPSの反発力を有効に使え、安定性と丈夫が伴うEPSボードになります。ベーグル(Bagel)には3Dクロスを両面使用で丈夫な加速性能が高いボードになります。ベーグルエアー(Bagel Air)にはトップ(デッキ)1枚の使用をすすめます。右側の写真は2014年EPSベーグル(183cm×54cm×6.8cm)・ベーグルエアー(178cm×52cm×6.7cm)3Dクロス使用でベーグルは両面3Dクロス使用、ベーグルエアーはデッキのみ3Dクロス使用です。









ベーグルエアー(奥側)・ポケット1(手前)



右側写真は3Dクロスをラミネート中のEPSベーグルエアーとEPSポケット1です、EPSショートボードでも良い結果の報告を受けていますので、次の機会に報告します。