2017年6月28日水曜日

期待される中山智資さん

 表彰式て゛インタビューを受ける中山さん
6月3日4日、東洋町いくみ海岸で2017東洋町杯が開催され、中山智資さんがロングボードクラスで優勝しました、現在、ロングボードメンクラスランキング5位で今年は良い位置にいます。中山君は四国の雄として全国的に知れ渡っている選手で大い期待しています。今回のボードは新たにノーズ幅を少し広げてノーズライディングを安定させて、テールロッカーをアップして、ボードの軽さとEPSの反発力を利用して、彼のトリッキーなサーフィンと深いボトムターンからの基本ラインをミックスしたサーフィンが向上した、新しいクイッカーモデルを
シェイプしました。

見事なハングテン
安定したノーズライディンクが長くできるようにノーズロッカーを穏やかなカーブとスピードロスが生じないようにノーズ先をアップしています。









バックハンドリッピィング
ボトムターンからのストレートアップができるようにホードの軽さと
EPSの反発力を利用して、テールロッカーをアップした新しいクイッカーモデルです。








277cm×54.5cm×6.5cm
キリフレックスのEPS
中山智資さんのボード素材は、EPSキリフレックスでシェイプしました。中山君のトリッキーな動きの特徴を生かす為に軽さを追及して、EPSの反発力を利用して、軽さとボートムターンの重厚さを感じるようにシェイプしました。このEPSは日本製の桐をストリンガーを2本を使い折れる確率は少ないでしょう。このフォームのシェイブ終了時の重量は1.6kgでラミネート、ホットコートやボックス等をセッティングして4k弱で出来上がり、非常に軽いロングボードに仕上がりました。ボードサイズは長さ277cn×幅54.5cm×厚さ6.5cmのキリフレックスのEPSです。ロッカーに関しては緩やかなノーズカーブと急激なカーブのテールロッカーを採用しています。













ややワイドノーズと狭めのテール
ノーズ幅をやや広く、スムーズなラインで安定したノーズライディン
グと深いボトムターンができるように狭めテールラインです。







ハイテールロッカーです
トリッキーな動き、ストレートアップができるようなハイテールロッカーです。キックテールに近いでしょう。     










クイッカーボトム
重要なボトムシェイプで安定性と機敏性を要してボトムの中心部分をフラットに両サイドに強めリバースVEEを入れてるクイッカー
ボトムです。














2017年6月17日土曜日

諸伏くんからの報告

長さ167.5cm、幅48cm、厚さ5.8cm
EPSでスワローテール
久しぶりに諸伏君のボードをシェイプしました。大磯ローカルで若い時からサーフィンを一緒にやってました。諸伏君のサーフィン特徴も良くわかってるので、どのタイプボードが合うのかは良くわかります。新しいボードのボードサイズはEPSて゛長さ167.5cm、幅48cm、厚さ5.8cmのでスワローテールです。オーダ―時には年齢的に随分短いボードで大丈夫かなと思いましたが諸伏君は陸上のアスリートで体力的な問題はクリアーできているので諸伏君のサーフィンに合うデザインを考えました。諸伏君の特徴はテールを中心にボードを動かすタイプでスタンスの移動が少なく安定しています、欠点を探せばサーフィンが小さく見えるのでドライブターンができるように大きいラインができるようにしました。











深いシングルダブルコンケーブ
シェイプでは大きなサーフィンをするのを優先して、彼のサーフィン
を特徴を生かしてボードとして、直線的なスピードを増すためにコ
ンケーブを深く、ポケットSに近い1のシングルダブルコンケーブにして、センターからテールにかけて少しボクシー気味のレールにして回転性を増すようにしました。ロッカーについても乗り方にマッチして、滑り出しの速いボードとしてノーズロッカーを抑えでテールロッカーをやや強くしています。



ボクシー気味のレール
回転性を増すためにセンターからテールにかけて少しボクシー気
味のレールにして回転性を増すようにしました、特にテールコントロールを重視するタイプには薄いレールは波に入り易いが抜けにくいので回転性が遅れてしまい、スピート増すことが難しくなります、ボクシー気味にすることでレールの復元力を強めるで回転性増しています。スタンス幅の広い、前足に重心移動するタイプのサーフィンには不向きかもしれませんが諸伏君には合います。






若い諸伏君
諸伏くんからの報告は「率直な感想は、ファットな波でも滅茶滅茶走ります。自分が感じるスピードより、第三者に『モッくん、何なのその速さっ』ってこの板を乗るようになってよく云われます。格段にかわったのがボトムターンからのオフザリップです  しばらく飯尾さんの板ではない板に乗っていた時、レールtoレールが上手く行けず、ファーストインパクトとなるリッピングが失速した状態な為、リップで無理矢理返す事が殆どでアクションも小さく綺麗な弧を描くスプレーが無く見映えも最悪だったと思います(フロントサイド)この板はボトムターンからの加速する感覚が膝に伝わってきますテールロッカーがオレにジャストフィットしてるようでリッピング時の板の返しがリバース気味になるほど反応抜群です。とにかくレールtoレールがスムーズなので失速せず、フル加速の状態で技に入れます。最近正直、surfingに飽きてきた頃で、『これからどうしようかな〜』なんて考えていた時に飯尾さんのEPSに出会えたので、かき消されたsurfing熱が

再度
復活したのは事実です。とにかくレールが入れやすいので技
パワフルにカットバック

が簡単に感じるほどですし、フロントからリアまでシングル
コンケーEPSノーズロッカー抑えめが一致し、とてつもないスピードを生み出す感じですかねー
いろんな外車に乗りましたが、やはり飯尾さんは俺のsurfingを知っています他の外車のシェイパーは俺のsurfing知りません今回改めて実感しました。マジにモチベーションが上がり、コンテストシーンに復活する勢いで〜す!」



シェイパーとしてうれしい感想です。

ボードサイズは長さ167.5cm、幅48cm、厚さ5.8cmで詳細サイズはノーズ幅32cm厚さ3.5cm、テール幅37.5cm厚さ4.2cm、ノーズロッカー12.3cm、テールロッカー4.5cmで深めのシングルダブルコンケーブ最大深さ3.5cmです、EPSのポケット1です。



                          

2017年6月2日金曜日

頑張っている山田智子さん


ニューボードと山田さん
1月末に山田さんからのオーダーから、ボードサイズ確認の為に連絡しました、山田さんのボード長さが167㎝で短いと思ったからです。本人の希望は「ノーズロッカー付けてください。そうすれば大丈夫です」と言われました。プランデザインとして167cm対してのボード幅、厚さ、バランス、考えてテイクオフが早くターンのやり易いのを条件としてシェイプしました。練習時間も大企業に勤め、週2回しかサーフィンが出来ない、又、年齢的に30代後半で体力的に落ちているので難しいサイズと考てました。ニューボードが出来上がり、本人からは乗れないと連絡あるかもしれないと思いなから連絡をまってました。




バックハンドローラコスター
連絡は予想を反して、「いままで一番調子よいボード」と言われて、二度びっくりしました、ライディングの写真はバックハンドローラコスターであまり見たことない高難度の技です。写真をみていると確実に昨年より上達していました、今年のシニアウィメンのNSAランキングが楽しみです。これは本人の努力とトレイニングとサーフィンへの愛情のたまものです。





次へのアプローチがわかるボトムターン


ボードの詳細サイズは長さ167cm×幅48cm×厚さ5.8cmのラウン
ドテールでノーズ幅32cm、厚さ3.7cmでテール幅36.6cm、厚さ3.9cmです、ノーズロッカーは12.4cm、テールロッカーは4.2cmで
レールはややミディアムローレールです。テイクオフと回転性を
高める為に、シングルダブルコンケーブはでやや深めにして、
のシングルからタブルコンケーブです。回転性が優れているの
はラウンドテールとレール形状(ミティアムローレール)と深いシ
グルダブルコンケーブが合っていることです。そして、一番大切 
フロターを決める山田さん
なのは山田さんのサーフィンの研究と努力です。バックハンドで
ボトムターンからリッピングとフロター気味に降りてくるのはバラ
ンスがよく膝の使い方が重要になり、コントロールされているか
らです。