2018年3月28日水曜日

太田裕貴君からの報告(ペークルⅩ)

2018年2月後半にベーグルⅩをシェイプしてリアルラインに発送し
際どい所を走る太田君
ました。本人には乗りましたら連絡くださいと伝えました。3月18日早速、連絡がありました。ベーグルⅩの心配は横に走るスピートは大丈夫か、回転性には問題はないかと不安はありました。本人からのコメントは「板調子いいです!今日の豊浜、腹くらいのとろい繋がる波でテイクオフも早く走ってくれるし、反発でターンも伸びる感じで板の上がりもよさそうです!もうちょっと乗り込んだからさらに良くなりそうです!」心配事が少し解消されました、テイクオフは速く、横に走るスピートもあり、ロッカーと浮力は割合は良くフィットし、問題はないでしょう。ボートに3Dクロス仕様で丈夫、重量感を持たせ、EPSの軽さによる無駄な動きを抑えて、ターンドライブ性能を高めています。

トップターンからボトムに
レールはラウンドデッキを強めにしてボトムからの巻き上げ(アップレール)を強く、波のバンクを拾わないようにしています、ボードはフィングフィッシュでセンターからウィングまでのアウトラインをストレート気味にしてスピードアップを図り、テールを絞り気味するアウトラインが太田君にはあっているでしょう。写真のトップターンからボトムに向かう動きも無駄がなく、上の写真に繋がっている動きは良いでしょう、スムーズな動きとスピード感がわかります。





170cm×50cm×6.4cm

ボードはEPSと3Dクロス仕様のウィングフィッシュです。ボードの詳細データ
は長170cm、幅50cm、厚さ6.4cmのEPSです。ロッカーはノーズ12cm、テール4.2cmのローロッカーです。ノーズ幅35cm、テール幅37cm、エンドテールは16cmです。慣れてくれば、太田君の実力ならば充分にボード性能を引き出してくれるでしょう、そして、今年はメンクラスで入賞できるに頑張りましょう。
















2018年3月23日金曜日

改良したベーグルXデザイン(岩田プロ)

右の写真はベーグルXで右側から
古い順番です長さ160から165cm
でEPSのスカッシュです。
一昨年からスモールウェーブでもスピートとマニューバ性能が優
れたボードの開発で3本目になります、名称はベーグルXとして商品化されれば考えましょうとテストしたボードデザインです。コンセプトはボードは短く、スピードとドライブ性能の優れたデザインで材質は1本目はPUで過敏に反応して、スピード不足でしてので2本目はEPSで3Dクロスで重くする事で軽く動かないボードにしてトライブ性を高める効果を求め、シェイプしました。ボードは長さは165cm以下で幅50cm前後、厚さ6.0cm以上に岩田君とミーテイングして方向性は決めました。2016年10月10日頃からデザインをミーテイングしてシェイプしました。




1本目(右側)は163cm×.50cm×6.0cmでPUです。報告で反応は良すぎてドライブ性に欠点がありました。2本目(中央)は165cm×50cm×6.0cmでレールは厚くしましたがターン時にレールが入りにくいので回転性には問題があり、少し重くするためにホツトコートをやり直して、重量を加える事で良くなって、スピート等は問題ありませんでした。



165cm×50cm×6.1cm
3本目(左側)のベーグルXは2本目の欠点を修正してシェイプしました。ボード
サイズは165cm×50cm×6.1cmで前回のボードより1mmセンターを厚くして、レ
ールを薄く、アップレールを強めに回転性を増したデザインにしました。












コンケーブとVEEの組み合わせ

ニューベーグルXはスモールウェーブでもスピードがあって、マニューバも
優れているデザインになるように3本目のシェイプは過去2本のボードの欠点を見つけてより目的に近いデザインにシェイプを改良しています。ボトム形状はセンター付近に深く早く水を流して、テールに掛けてはVEEを入れ、回転性とスピードを増しています。









ラウンドデッキとアップレール
回転性はラウンドデッキを強めにして、薄めのレールとアップレールを多めにしています。速報では良い方向に報告を聞いています、詳細は後日、連絡します。









ボードの詳細データは長さ165cm、幅50cm、厚さ6.1cmでスカッシュテールのEPSです。ノーズ幅35cm、厚さ4.0cm、テール幅37cm、厚さ4.2cmでロッカーはノーズ12cm、テール4.0cmです。ボトム形状はシングルタプルコンケーブ(1.5mm)でVEE(3mm)を入れています。レールはやや薄くアップレールを強めにしています(4.3/4.9)。








2018年3月14日水曜日

ベーグルⅩと太田裕貴君(リアライン)

170cm×50cm×6.4cm
テストデザインベーグルⅩの目的はスモールウェーブでスビードを重視して大きなラインを描くことができるシェイプデザインを岩田プロ(ウミヒコ)の要望から2年目になる開発中デザインです。条件としてEPSと3Dクロスを仕様でEPSの反発力を有効に使い、重くしてレールは薄く、ボトムからのアップレールを強めにしたシェイプデザインです。太田君にはテールをスカシュテールからウィングを入れたフィシュテールに変えて回転性を増すデザインにしています。














ローロッカーと薄めのコンケーブ
ボトムの形状はノーズロッカー12cm、テールロッカー4.2cmで全体ローロッカーです、薄いシングルダブルコンケーブです、レールは薄めにするのでアップレールして回転性を増すとともにパーリングを防ぐ役目もあります。








上段は薄いコンケーブ下段は
テールエリアにやや強めのⅤEE
ボトムはシングルダブルコンケーブをノーズからテールにかけて薄く入れて、VEEはセンターからテールにかけて薄く入れながらフィンエリアからエンドテールに掛けては強めに入れています。これはスピートロス
する事がないようにスムーズなターンが出来るようにしています。










ボトムからのアップレール
トップはラウンドデッキでセンターは厚く、レールは薄めにしています、ボトムからのアップレールを強めにしています。









ウィングフィッシュテール
アウトラインで幅の広いテールでは加速感はありますが回転性が
損なわれますのでウインクを入れたフィッシュテールにしています
。センターからウイング前までのアウトラインを直線的にして、波
のフィット面を長くするのでスピートは十分にあり、ウィング仕様で
スピードと回転性をマッチさせています。






パワーを感じるカツトバツク
シェイプ詳細データ、ボードサイズ長170cm、幅50cm、厚さ6.4cmのEPSです。ロッカーはノーズ12cm、テールロッカー4.2cmのローロッカーです。ノーズ幅35cm、テール幅37cm、エンドテールは16cmです。太田君の実力なら充分にボード性能を引き出してくれるでしょう。








2018年3月7日水曜日

2018年ニューデザイン、ポケット1のライディング(山崎岳君)

深めのシングルダブルコンケーブ
3月6日、山崎岳君のライディングチェックに鎌倉にいきました。若い時に鎌倉のサーフポイントは把握していましたがラッシュ前は1
.2回サーフィンをした経験はありました。少し癖がある波ですかテストするには充分のサイズで胸から頭位です。ボードは出来ていましたが波がなく、やっと新しいボードがテストできます。場所は鎌倉ラッシュ前で、東風か少し吹き、ややサイドオンで波のサイズはテストするには充分です。テストの目的は新しいポケット1デザインの深いダブルコンケーブとやや厚めのテールと強めのロッカーの確認で波の上下に角度のある動きでした。鎌倉のリーフブレイクは経験があるのでよくわかっています、波は少しボトムに斜面があ

テールの浮力とラウンドスカッシュ
るので強めロッカーで切り返しの速い動きとストレートアップのリッピィングができるようコンケーブを深めにしました。コンケーブが深いのでボトムターンからスピートアップは十分に発揮しました。テール幅を少し広げて浮力にとり、回転性を強めるためにテールロッカーはアップしています。2点を重点的にチェックの目的でした。





ある程度の波サイズでファーストライディングで
①トップターン②ボトムへの加速③ボトムターン
④ボトムターンからのターン
ポケット1の以前よりも改良点が多いので不安
がありましたがライディングを見て不安は解消しました。テイクオフからボトムターンそして、リッピィングのターンまでのシークエンスです。スタンス幅、前膝の曲がり具合、ボトムターンの深さなと問題ありません。ロッカーとテールの厚さなどの不安は解消して、確信に変わってきました。








リッピィングのシークエンス
前足に重心移動があるので加速があってリッピィングに入るには体制は
満点に近いです。ターンが深いので走る距離が長く、ブレイクを突き破り、ボトムがしっかりと当たり、波の力でボードを返して、綺麗に波のボトムにダッチダウンしています。これはボトムターンに入る姿勢と腰の回転とからだの屈伸がスムーズになっているからです。又、前画面の④から上段の写真のシークエンスはスピードがわかり、コンケーブの作用が良くわかります、コンケーブが深いので水の流れが速くなり、ターンの加速があり、波のブレイクをつきぬけています、中段の写真は後ろ足に重心が移動してボトムに向かう姿勢が出来ています。このボードのシェイプに関することは前回の3月5日のブログで紹介しています。

















2018年3月5日月曜日

山崎岳君の紹介

ラッシュ前のポイント 山崎岳君
四国、土佐清水市から湘南のラッシュウエットスーツに就職して半年が過ぎて、やっと慣れた頃でしょう。鎌倉のリーフブレイクでのサーフィン画像を見ました。高校を卒業後、サーフィンを始めた頃にサーフインを見ました、野球を長くしていたので癖が治らず、しばらく師匠のウミヒコの岩田プロが修正に苦労してたのを覚えています。オーストラリアにはサーフイン修行に行き、めきめきとサーフィンレベルが上がり、地元を代表するサーファーになりました。湘南で、更に上を目指して仕事とサーフインレベルアップを計るでしょう。


シェイプ室での岩田プロと岳君
昨年9月には師匠の岩田夫妻と引っ越しの為に工場に立ち寄った時の写真です。










173cm47.5cm5.6cm
岳君からのオーダーで鎌倉でのライディング写真を送ってもらい、ライディングのチェックをしました。鎌倉はリーフブレイクでカービイングの綺麗なライン
ディングする人が多いです。岳君もカービィングが綺麗なりましたが、何かが足りないと感じました、スピードが足りず、リッピィングが少ないのでライデイングのダイナミック差が足りないと感じました。それで新しいボードは波のインサイドでプレーがやり易いマューバ用に考えて、ボードを短く、ロッカーの強いボードをシェイプしました。リーフブレイクにので全体的にボードの後ろに乗れるようにしました。近日中には鎌倉でニューボードのチェックをしますので又、報告します。











深いシングルコンケーブ
ボードの特徴はポケット1の特徴である深いコンケーブでリッピィングのスピードアップとマニューバ性能のアップするのにテールロッカーをアップしています。








ラウンドデッキとラウンドスカッ
シュテール
短いボードてもテイクオフが速く、ラウンドデッキにして回転性を高めています、そして、ラウンドスカッシュテールでスムーズな動きになります。










全体のアウトライン
ボードの詳細データは長さ173cm×幅47.5cm×厚さ5.6cmでノーズ
幅30cm、厚さ3.5cm、テール幅36cm、厚さ4.0cmで少しテールを
少し厚めにしています。ロッカーはノーズ13cm、テールは4.7cmでやや強めです。コンケーブは少し深めで最大4.5mmにしています。
すべてはライディングを見て、次回に役立てます。