2009年1月4日日曜日

2009 EPSについて

2009年EPS・EPSH(スパービーズ)のシェィプについて

1990年代にXチューン(スタイロフォーム)をシェィプし、2004年から新たにエポキシ樹脂によるEPS軽量サーフボードを製造しています。
2007年からは軽いEPS(40倍)とやや堅いEPSH(30倍)にユーザー要望によって分けています。
EPSの最大の特徴は、ウレタンフォームより比重が小さい為、ターンの反発力が大きいので、スピードが早く、エアー系の技にはとくに向いています。ボードの軽さはウレタンボードの60%から80%です。
そして浮力が大きいので、テイクオフも速く、スモールウェーブでも信じられないほどのスピード感が味わえるボードです。
EPS・EPSHのシェィプについては、この特徴を生かす為の二通りの考え方があります。
第一は現代サーフィンの向上です。同じかやや狭めのノーズ幅、テールロッカーを少し抑えて、レールとテールをやや薄くすることで、スモールウェーブでもスピードが出せるので、エアー系の技、ターンのスピードを活かして縦の動きが出来、特にコンテストサーファーには現代サーフィンの必要な技が反発力の強さにより可能になるでしょう。
もう一つは、30~40代の体力の衰えとともにテイクオフの厳しさからロングボードに移行したサーファーにショートボードの素晴らしさを再認識することが出来ることです。
浮力がウレタンボードの1.5倍くらいあるのでノーズ幅をおなじでも、テールロッカーを抑えても、ノーマルレールでテイクオフを早くしてスピードが出せて、ロングやファンボードにないターンの感覚が再現できて動きの軽いサーフィンが可能です。
30代~40代のサーファーにはボードの長さは185~190cmで、全体的に幅も広く、コンケーブ(FSDC)を薄く入れるタイプ、もしくはコンケーブを入れないボトム形状でシェィプすれば、ショートボードサーフィンが充分に楽しめることができます。
(例)下記の数値は30代~40代のサーファーで体重65Kgの平均値です。
長さ185~190cmのスカッシュ、ラウンドテールのFSDCです。
        ノーズエリア      センターエリア     テールエリア
幅      28.5~29cm     47~48cm      35~35.5cm
厚さ     3.0~3.5cm     5.5~6.0cm    3.7~3.9cm
ロッカー  13~13.5cm        0          4.5~4.7cm
ボトム形状 フラット&シングル   薄いシングル      VEE&ダブル
         コンケーブ      コンケーブ        コンケーブ

ライディングの注意点
① テイクオフ時には前足に重心を掛け、ボトムに下がるようにする。
② トップターンなどで通常のターン(ウレタンフォーム)をするとプルアウト気味になり易いので波の中   間でトップターンをしてください。
③ ホトムターンのタイミングは波の下まで充分に下がり、テールを沈めレールを波に良くセットしながらターンをして下さい。またはレールを波にセッティングすることで、EPSの特徴のスピードと回転性が向上します。

EPS・EPSH軽量サーフボードの取り扱について
① オーダーに付きましては、1ケ月半位の期間が必要です。
② 製造方法(カラー等)で制限がありますので詳しくはメールで問い合わせてください。
取扱について
① EPSは熱に弱いので、サーフィンする時以外は、なるべく直射日光に当てず、長時間、車の中など、暑い所に保管しないでください。
② 修理する時はエポキシボンドを使用して下さい。ポリエステル樹脂は使用できません。
③ 破損した場合は海に入らずに、最寄りのサーフショップに修理を申し込んで下さい。 
④ 修理が難しい場合には、メールで問い合わせてください

         

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