2009年3月3日火曜日

EPSボードの特徴と乗り方について


今年になってEPSボードが注目され、オーダーも増えています。クアット、フィッシュ、スカッシュといろいろなタイプに及んでいます。
写真はEPSフォーム、サンディング前のボード、シェィプ前のボードです。
EPSの特徴を生かすシェィプには、二通りの考え方があります。
第一は現代サーフィンの向上です。同じかやや狭めのノーズ幅、テールロッカーを少し抑えて、レールとテールをやや薄くすることで、スモールウェーブでもスピードが出せるので、エアー系の技、ターンのスピードを活かして縦の動きが出来、特にコンテストサーファーには現代サーフィンの必要な技が反発力の強さにより可能になるでしょう。
もう一つは、30才から40才は、体力の衰えとともにテイクオフの厳しさからロングボードに移行したサーファーにショートボードの素晴らしさを再認識することが出来ることです。
浮力がウレタンボードの1.5倍くらいあるのでノーズ幅をおなじでも、テールロッカーを抑えても、ノーマルレールでテイクオフを早くしてスピードが出せて、ロングやファンボードにないターンの感覚が再現できて動きの軽いサーフィンが可能です。
ボードの長さは185~190cmで、全体的に幅も広く、コンケーブ(FSDC)を薄く入れるタイプ、もしくはコンケーブを入れないボトム形状でシェィプすれば、ショートボードサーフィンが充分に楽しめることができます。

ライディングの注意点
① テイクオフ時には前足に重心を掛け、ボトムに下がるようにする。
② トップターンなどで通常のターン(ウレタンフォーム)をするとプルアウト気味になり易いので波の中 間でトップターンをしてください。
③ ホトムターンのタイミングは波の下まで充分に下がり、テールを沈めレールを波に良くセットしながらターンをして下さい。またはレールを波にセッティングすることで、EPSの特徴のスピードと回転性が向上します。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 いつもお世話になっております!
今日はお休みのところ、電話にてアドバイスありがとうございました。大変参考になりました。今年はロングボードにもEPS旋風来そうな予感ですね・・・?
皆、関心があるので飯尾さんの記事が大変参考になりました。僕も3年前位にEPS削っていただきましたが、現在はEPSボードのシェイプやフォームも段々進化していて、またEPSボード乗りたくなりました。また最新ボード事情ブログアップお願い致します。