2014年6月30日月曜日

60代の挑戦(スムサー)

30年のブランクを感じないボトムターン
回転性重視のスムサー
長さ220cm×幅53cm×厚さ6.5cmのランドテールのスムサーです。このボードのオーダーは「今乗っている7’2よりもよりコントロール性を出して動きを楽しみたい」との要望ですが短くするよりは同じ長さでテイクオフの早さと直進性を残して、コントロール性を出して行くのがいいのではないかということでスムサーモデルにしました。 山崎さん(年齢61歳)は30年前はショートボードの経験もあるので、充分に薄いレールで回転性の高いボードにシェイプしました。

ショートボードを経験者はマニューバを重視する方が多く、ロングボードよりもファンボードの220cmから240cm位の長さが良いでしょう、若い時と違い、体力の低下を感じながらロングボードでは動きに物足りなさを感じている方にはピッタリのデザインがスムサーです、テイクオフの速さとマニューバを重視するにはクリーンなボトムロッカーと長くやや深めにシングルコンケーブを入れて、フィンエリアからテールにかけるVボトムに入る綺麗なラインのシェイプが必要です。又、山崎さんは体型は筋肉質なので機能性の高いボードに重点にしました、シェイプデータは  ロッカーは強く、ノーズ幅はやや狭く、薄めにすることで回転性が60%、直進性40%のスムサーで ノーズ幅37cm厚さ3.9cm、テール幅37cm、厚さ4.1cm、ノーズロッカーは13.5cm、テールロッカー6.6cmでボトム形状はノーズエリアからフィンエリア前までシングルコンケーブを入れ、テールエリアにはVボトムにしています。





ボードの感想は「 ロッカーとボリュームの落とし具合、軽さで、
ボード取り回しが良くなった分、逆にテイクオフ早くなったよう
正しいスタンスと申し分のない力の配分
に感じますね」余裕のテイクオフは自然にすばらしい笑顔になります。50代からでもサーフィンを楽しむ方の模範みたいな山崎さんです、サーフィンライフを楽しんでください。
 



2014年6月12日木曜日

EPSクイッカーと3Dクロスの組み合わせ

森口さんのハングオーバー
静岡県磐田市豊浜海岸をホームビーチの2名ロングボーダー
の紹介です。豊浜海岸新防ポイントのノーズライディング写真です。EPSの浮力と3Dクロスの重量で余分な浮力をバランスとレール形状で調整して、3Dクロスの硬さを生かすロッカーにして、EPSの特性を生かして、丈夫で安定性の高いクイッカーができました。豊浜海岸のロングボーダーはレベルが高く、他にも優秀なサーファーが沢山います。



綺麗なハングファイブかける佐藤さん
                                       









EPS3Dクイッカー


佐藤さんはボードを折ってしまい、新たに ニューボードを作りました。要望は丈夫でマニューバーを重視のEPSとボトム、デッキ共に3Dクロスの組み合わせで、ニューボードのサイズ長さ276.8cm幅55.5cm厚さ6.9cmのラウンドテールでノーズ幅43cm、テール幅35.5cm、ノーズロッカ11.8cm、テールロッカー11cmのバランスでシェイプしました。 アウトラインでは8対2の割合でマニューバーを重視なので、最大幅はセンターでノーズはやや狭くうすめにしています、又、テール幅はやや広めにしてスタンスの移動が少なく同じ位置でのターンができるようにしました。
 












強めノテールロッカー
テールロッカーは3Dクロスをデッキとボトムにラミネートする    のでテールロッカーを強めにしてEPSの反発力とテールロッカー
を強めにして安定したスピードとターン が出来るようにしました。

2014年5月3日土曜日

EPSベーグル・ベーグルエアーと3Dクロスの組み合わせ

2014年EPS Bagel・Bagel Airモデルと3Dクロス組み合わせ
ベーグル・ベーグルエアーフィッシュ(FSDV)

昨年、四国のボブサーフショップオナーの新居さんにEPS Bagel   
鳥羽さんと四国の開拓者新居さん








(長さ183cm、幅54cm、厚さ6.9cm)に両面3Dクロスを使用して重量を付けて安定性とスピードを増すと思い、いままでの軽さがベストの考えをEPSの特性を生かすには重さを付けることでEPSの利点を生かすと逆の発想で作ったボードです。新居さんからの反応はボトムターンが伸びて、カットバックの戻りも早く、リッピィングは角度付けやすい、又、デッキの凹みは1年間使用しても目立たないと報告がありました。四国で歴史のあるボブサーフショップオナーの新居昌也さん年齢58歳で毎年、冬にはハワイノースシュアでサーフィンを楽しみ徳島の地元ではスモールウェーブにはEPSベーグルに乗り、若いサーフィンしています。後輩には鳥羽真吾さん(全日本ロングボードマスタークラス2011年ウィナー、2012年2位、ベーグルの開発者 )、中山智資さん(全
日本ロングボードメンクラス2012年3位、2013年2位)と優秀な選手
を輩出しているショップです。
EPSベーグル3Dでのリッピング

 

昨年は主にロングボードEPSに3Dクロスを使用していましたが
ベーグル・ベーグルエアーにも3Dクロスを使用して高評価を得
ています。共通点は下記のようになります。第1、デッキの凹みは少なく、丈夫で折れにくい。第2、適時な重量でボード全体を沈める事で安定した反発力になることです。第3、加速性能が高いので重量に対しての違和感はない。





   


スピードに乗る新居さん
発想の転換の理由は今まの EPSは薄いボードで軽くする  
波のバンクを拾いたり、一瞬にボードが沈む事で不用意なワイブアウトが増えることですのでコントロールが難しいかった。3Dクロス仕様では適度な重量はレールの形状はミディアムレ
ールやノーズ幅も広くできるので安定したライディングができ
EPSの反発力を有効に使える素晴らしいホードになります





注意点はウレタンフォームよりは1mm程度薄く、従来のEPSより   
ベーグル・ベーグルエアー

は2mm程度厚くする事がEPSの反発力を有効に使えます、又、
しなり部分は弱くなりますのでテールロッカーやVEEを少し強くし
ます。3Dクロスはノーマルファイバーよりも2倍以上の強度があ
ります、又、使用することで適度な重量を与えるのでEPSの反発力を有効に使え、安定性と丈夫が伴うEPSボードになります。ベーグル(Bagel)には3Dクロスを両面使用で丈夫な加速性能が高いボードになります。ベーグルエアー(Bagel Air)にはトップ(デッキ)1枚の使用をすすめます。右側の写真は2014年EPSベーグル(183cm×54cm×6.8cm)・ベーグルエアー(178cm×52cm×6.7cm)3Dクロス使用でベーグルは両面3Dクロス使用、ベーグルエアーはデッキのみ3Dクロス使用です。









ベーグルエアー(奥側)・ポケット1(手前)



右側写真は3Dクロスをラミネート中のEPSベーグルエアーとEPSポケット1です、EPSショートボードでも良い結果の報告を受けていますので、次の機会に報告します。


2014年3月8日土曜日

ベーグルファン(Bagel Fun)ニューデザインについて

185cm×53cm×6.7cm
2014年、ロングボーダーにショートボーでレトロ感覚のシングルフィンで楽しいサーフィンが出来るデザインをウミヒコプレイグランドオナーの要望で開発したデザインです。右の写真は長さ185cm、幅53cm、厚さ
6.7cmでシングルフィンに4フィンをセットにしています。ボードが短くなりますのでテイクオフを速くする為にバランスはセンタより10cm前にして
薄いコングルダブルコンケーブを入れて水の流れを速くしています、又
、ノーズ幅43cm、厚さ4.6cm、テール幅39cm、厚さ4.5cmのアウトラインとバランスでテイクオフ時に全体的に体重が前にかけれるのでスムーズなテイクオフができるようになっています、シングルフィンなので更にリラックスしたライディングができます。テールエリアには薄いVEEを入れてスムーズにターンできるようになっています。ロッカーについてはノーズ10.5cm、テールロッカー3.8cmでストレートなロッカーです。









ファーストライディンクの本人の感触は「ベーグルをシングルフィンで  
バックハンドリッピィング(岩田プロ)
乗れるのが本当に嬉しいです。ベーグルファンは僕にとってはロングボードようなボード、イメージが現実になった感じでうれしいですね」








ウミヒコプレイグランドオナーの岩田プロの楽しいノーズラィディング
の写真
リラックスしたノーズラィディング
です。これから来る春の波で風が吹く前のグラシーなコンディションの時にロングボードでは長過ぎて、少し短いボードでライディングしたい方にピッタリのシェイプデザインでロングボダーにシングルフィンでボトムターンのレテロ感覚でシンプルなライン
を楽しんでください。

2014年2月18日火曜日

2014年Bagel Air NE50の挑戦

176cm×52cm×6.6cm
2014年ベーグルエアーNE50モデルはノーマルショートボートようなライディングが可能でテイクオフが早ければ、大会でも有利になります、コンテスト用にオールランドでスモールウェーブからオパーヘッドまで波に対応できるようにシェイプしました。ボードサイズは長さ176cm、幅52cm、厚さ6.6cmでNE50のベーグルエアーです。ノーズ幅37.5cm、テール幅37.85cmでエイドテール16.8cmで
ロッカーはノーズロッカーは12cm、テールロッカー4.0cmでややアップぎみにしてマニューバー性能を高めています、又、飯尾独自システムのNE50システムを採用してターンのスピードアップを図っています。ベーグルシリーズの共同開発者、鳥羽真吾さんの
テストボードです。














深めのシングルダブルコンケーブ
テイクオフの早さを図る為に深めのシングルコンケーブから
タブルコンケーブにしてからテールエリアは薄いVEEを入れて
軽い動きと加速性能をたかめています。








傾き易いラウンドデッキ

ターンの切り返しを速くする為にラウンドデッキと薄めのミディ
アムローレールにします。








薄いミデイアムレール

薄いミディアムローレルなど採用してノーマルショートボードと
同様な動き出来るように細かい修正でベーグルエアーの性能を
たかめています。

2014年2月9日日曜日

杉本さん(浜松在中)からの感想(ポケットタイプ1)

180cm×48cm×6.2cm
杉本さんは身長170cm、体重72kg でサーフィン歴7年の浜松
在中で約5年前に185cm、46.5cm. 厚さ5.9cmのWSDCコンケーブのポードのスカッシュテールを乗っていましたが、最近は体(72Kg)が増えて、テイクオフが遅くなってショートライディングが多く なってしまうので、オーダーするに当たっ て、テイクオフが速く
ポケットタイプ1
、加速性能が高い、短いボードの要望でした。問題は短いボードでもテイクオフ が早く、以前のようにマニューバーが描く事 できるのか悩んでました。電話での会話で私が答えたのは「ポケットデザインなら、この問題は解決できる、デザインはボードは短くってもテイクオフが早く、スピードを重視したデザインで 全体的に幅がやや広く、ボードはセンター付近は厚く、レールはやや薄く、ノーズロッカーを抑え、テールロッカーをアップしたデザインです。」のちにポケットタイプ1としました。ボードサイズは長さ180cm×幅48cm×厚さ6.2cmのスカッシュテールのポケットタイプ1です、ノーズ幅31cm、テール幅37cmノーズロッカー12.8cm、テール ロッカー4,7cmでコンケーブは深めのシングルダブルコンケーブです、レールは薄く、傾き易くなってターンのやり易いデザインです。バランスに関しては センターより5cmが一番厚い部分で体重がノーズに駆けやすくなっています、これらのチェックポイントの変更により、以前ボード(185cm)よりテイク オフが速くなっています。杉本さんからの感想が届きました。「リアルライン(プロサーファー浅井康之さん)」からの報告です。




2014年ポケットデザインタイプ1・2は注目のデザインと思います。
テイクオフが早く、マニューバーが描き易いボードです。

2014年2月2日日曜日

ボケットタイプ1に乗る山崎岳君

サーフィンを始めて3年、高校は野球部で卒業してからサーフィン   
修正した前膝の屈伸とボトムターン
を始めた、約一年前にウミヒコーチームでサーフィンコーチをしました。昨年12月、2回目のサーフィンチェックで前回の欠点、腰を下げて体の屈伸が少なかった部分など修正されていました。ウミヒコオーナの岩田君の正しい指導と山崎君の貪欲な向上心と理解力で回り道せず、上達していました。高知の会社 勤め、週末を楽しいサーフィンライフをエンジョイしています、ご両親のしつけがよくわかります。


ポケットデザインタイフ



上記の事とサーフィンレベルと本の要望で長さ176cm、幅47.5cm、厚さ
5.5cmのポケットタイプ1のデザインでシェイプしました。ノーズ幅29.5cm、テール幅35.5cm で最終テール14cm、ノーズロッカー12.8cm、テールロッカー4,7cmでボトムはシングルダブルコンケーブを全体的に深め(最大2.5mm) 入れ、レールは薄め(4.5cm/3.8cm)ミディアムローレールでシェイプしました。実際にサーフィン見て、本人の要望を聞き、前日までにボード全体の構図を描き、シェイプする時にはプレイナーと自分の手に命令して、後はチェックするだけになります。ボードが出来上がる前までは自分の管理で
このボードは本人の希望どうりに出来ているか不安ですが、発送後は 同様なさーふいんが出来るか楽しみと少しの不安が残ります。









  


見事なリップ
高校卒業後にサーフィンを始めて専門学校後
、就職して3年間で週末のサーフィンでここまで
出来てきました。本人の努力とウミヒコーチーム
の先輩やウミヒコープレイグランドオナーの岩田夫妻(プロサーファー)正しいサーフィンの指導でしょう。山崎君のサーフィン写真を見るとこれからが楽しみです。